外国人生徒等への支援の充実(令和4年度開始)

県教育委員会では、令和2年8月に策定した「県立高等学校改革プラン 実施プランⅠ期(第2部)」に基づき、日本語を母語としない生徒の増加といった社会の変化や地域のニーズに対応するため、令和4年4月から外国人生徒等への支援の充実を図っています。

概要 石下紫峰高等学校(常総市) 結城第一高等学校(結城市)

概要

ねらい

日本語を母語としない生徒も個々の能力を発揮できる教育体制を構築することで、地域社会の担い手を育成する。

学習支援

言語能力に応じた習熟度別学習の実施
入学する生徒の言語能力に応じて、国数英などで習熟度別学習(取り出し授業やティームティーチング)を実施し、日本語の習得や、各教科における専門的な用語や抽象的な表現などを含む学習 内容を理解できるよう支援する。
さらに、2・3年次において英語が得意な生徒のレベルアップを図るための発展的な学習を行う。

※入学する生徒の状況等により習熟度別学習を実施する科目を変更する可能性あり

学校生活の支援体制の構築

学校、関係機関等が連携したチームでの支援
日本語を母語としない生徒も安心して学校生活を送るとともに意欲的に学習に取り組めるよう、両校に新たに配置する外国人生徒支援コーディネーターと学校、関係機関等が連携して支援を実施

コーディネーターの業務内容
ソーシャルワーカー的業務

生徒指導、保護者対応、学校生活のための手続き等を支援(通訳・翻訳等)

カウンセラー的業務

学習面・生活面での生徒の相談体制を構築

※その他、専門的見地からのアドバイスや教員研修等を実施

入試関係

外国人特例枠の拡大・応募資格の緩和等

2校でモデル的に実施
学力検査

国数英の3教科検査問題へのルビ振り

応募資格

在日期間の制限なし(通常、入国後3年以内)

石下紫峰高等学校(常総市)

学校コンセプト

基礎学力の定着の上に、キャリア教育推進、コミュニケーション力育成、多文化共生(語学力強化)を柱として、生徒の進路実現を目指す。

学習支援想定科目(例)

  • 国語:「現代の国語」「日本語基礎(学校設定科目)」「日本語発展(学校設定科目)」
  • 英語:「論理・表現」「総合英語」
  • 数学:「IS(イズ)ベーシック(学校設定科目)」
  • 公民:「公共」

外国人特例枠

募集定員4学級160人 うち特例枠40人

関連リンク

学校ホームページ

結城第一高等学校(結城市)

学校コンセプト

知育・徳育・体育の健やかな成長を図り、社会性や公共心を備えた地域社会に貢献できる有為な人材の育成に努める。

学習支援想定科目(例)

  • 国語:「現代の国語」「言語文化」
  • 英語:「論理・表現」「英語コミュニケーション」
  • 数学:「数学I、II」
  • 公民:「公共」

外国人特例枠

募集定員3学級120人 うち特例枠40人

関連リンク

学校ホームページ

お問い合わせ先

茨城県教育庁 学校教育部 高校教育課 高校教育改革推進室

〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
電話:029-301-5204
FAX:029-301-5269
メールアドレス:kokyo1@pref.ibaraki.lg.jp