新たな学校・学科の設置(令和5年4月開校)
県教育委員会では、令和2年8月に策定した「県立高等学校改革プラン 実施プランⅠ期(第2部)」に基づき、AI・IoTなど科学技術の進展やIT人財の不足等、社会の変化や地域のニーズに対応した新たな学校を、令和5年4月に開校します。
IT未来高等学校
所在地
茨城県笠間市大田町352-15 (現友部高等学校)
設置学科等
IT科
2学級(80人)単位制 定時制昼間2部制(午前部・午後部) 情報システムコース、情報デザインコース
設置のねらい
- 次世代を担うIT人財等を育成
- 定時制のしくみを活かし多様化する学びに対応
目指す学校像
- 情報活用の能力や社会の諸問題を分析・解決できる能力を培うことをとおして、デジタル社会を支えるIT人財を育成する学校
- 生徒一人ひとりの多様な価値観や学習形態へのニーズに対応し、興味・関心に応じた進路を実現する学校
育てたい生徒像
- IT技術を駆使した課題研究や体験活動などをとおして、論理的思考・科学的な見方や考え方を体得した生徒
- 文章や情報を読み解き対話する力、科学的に思考・吟味し活用する力などの情報リテラシー、価値を見つけ生み出す発見力・探究力・実行力などを身に付けた生徒
コース・領域の学び
1年
理数の基礎、ITの基礎力育成
数学I、情報産業と社会、情報の表現と管理、IT技術セミナーなど
2〜3(4)年
興味・関心にあわせてコースを選択
情報システムコース
情報システムの設計、プログラミング、ネットワークシステムの設計と構築、データベースの運用と保守など
情報デザインコース
情報デザインの構築や活用、3次元コンピュータグラフィックスの編集技法、動画や音・音声の表現や編集、メディアを利用したサービスなど
特色ある教育活動
探究的プロジェクト学習で、自己のコンセプトを創出する思考力とプレゼンテーション能力を育成
課題研究で、2分野のゼミを開設
- 情報システムゼミ
システムの構築、データベース設計・開発・運用など - 情報デザインゼミ
Webアプリの制作、ゲームプログラミングの研究など
探究的プロジェクト学習
グループで課題を設定し、共同作業で解決を目指す
大学・研究機関・民間企業等と連携した教育を展開
- IT技術セミナーや専門科目等で、大学教授や研究者等をゲストティーチャーとして招へい
- 大学(院)生を課題研究アドバイザーとして招へい
ライフスタイルにあわせて学ぶ時間帯が選択可能
- 他部の時間帯の授業を履修することで、3年で卒業可能
- 4年で卒業する場合、空き時間を利用することで、多様な学びが実現可能(資格取得に向けた学習、部活動等)
主な連携先(予定)
筑波大学、茨城大学、東京情報大学、県立IT短大、大手IT関連企業 など
施設・設備
施設
各実習室(プログラミング、システム、マルチメディア)等を整備
設備
PC、VR機器、実習用ルーター、CG制作ソフトウェアなど、ITの現場で使われている最先端のソフトウェア等を整備
関連リンク
つくばサイエンス高等学校
所在地
茨城県つくば市谷田部1818 (現つくば工科高等学校)
設置学科等
科学技術科
6学級(240人)単位制 数学・物理分野(領域:ロボット、情報、建築)化学・生物分野(領域:化学生物)
設置のねらい
- 研究者や高度技術者、起業家などを目指す生徒の学びの場
- TX沿線の人口増加に伴う大学進学ニーズの高まりに対応
目指す学校像
- 科学技術に関する教科等横断的な学びや課題研究等をとおして、次世代の科学技術と社会を担う研究者や高度技術者などを目指す生徒 を育成する学校
- 大学や研究機関、民間企業等との幅広い連携や異年齢交流等をとおして、科学技術への知的好奇心を醸成するとともに、主体的かつ協 働的な学びを推進する学校
育てたい生徒像
- 豊かな人間性を備え、多様な人々と協働しながら知識・技術の習得や研究活動に励むとともに、社会を動かすための新たな価値を創造 する「起業家精神」をもつ生徒
- 次世代の科学技術の担い手として、知識や技術を活用した様々な社会的課題の解決を目指し、社会への貢献を志す生徒
コース・領域の学び
1年
理数の基礎、科学技術の基礎力育成
理科基礎3科目(物理・化学・生物)、科学技術総論、科学国際セミナーなど
2〜3年
興味・関心にあわせて分野・領域を選択
数学・物理分野
- ロボット領域…ロボットの設計・製作など
- 情報領域…IoT・AIの活用、ビッグデータなど
- 建築領域…未来の住まいの設計、都市デザインなど
化学・生物分野
- 化学生物領域…環境分析、バイオテクノロジーなど
特色ある 教育活動
課題研究等で、探究心や課題解決能力、プレゼンテーション能力を育成
- 協働で学びを深めるゼミ形式の課題研究 研究テーマ例…家事支援ロボ、スマホアプリ開発、スマートハウス、発酵食品分析など
- 研究論文作成と成果発表(3年)
ITスキルを育成するカリキュラムを展開
- 情報系科目を全年次で開講(1・2年必修、3年選択)
- プログラミングエキスパート事業の活用
大学・研究機関・民間企業等との連携や、異年齢交流等により協働的な学びを推進
- 科学国際セミナーや専門科目等で、大学教授や研究者等をゲストティーチャーとして招へい
- トップレベルの課題研究に取り組む生徒に対する大学教授等の助言
- 大学(院)生を課題研究アドバイザーとして招へい
- 課題研究の2・3年次協働実施
探究活動を柱とした科学教育の中高連携(サイエンス・トレーニング・プログラム)を推進
- 中学生を対象とした科学技術のテーマ別オンライン講座や体験講座など
国際教育団体等と連携して国際教育を推進
- 国内外の語学研修(予定)
主な連携先(予定)
筑波大学、茨城大学、東京電機大学、東京農業大学、東京情報大学、日本女子大学、高エネルギー加速器研究機構 など
施設設備
施設
環境化学室、培養室、バイオ実習室、プレゼンルーム等を整備
ロボット、情報、建築の各領域は、既存施設を活用
設備
3Dプリンター、プログラミングロボット、小型卓上走査型電子顕微鏡 など、各領域とも最新の実験・分析機器等を整備
関連リンク
お問い合わせ先
茨城県教育庁 学校教育部 高校教育課 高校教育改革推進室
〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
電話:029-301-5204
FAX:029-301-5269
メールアドレス:kokyo1@pref.ibaraki.lg.jp