下妻市立千代川中学校 長堀敬志教諭

働き方改革についての教職員インタビュー
第15回

下妻市立千代川中学校
長堀 敬志 教諭

  • 英語科担当
  • 3学年主任・研究主任
  • 教員歴18年
長堀教諭

生徒と向き合う時間を生む働き方改革

令和6年度から、時間外在校等時間月平均45時間以内を毎月連続で達成している、千代川中学校。目の前の生徒にしっかりと向き合ったり、授業改善に励んだりすることを働き方改革の本質と捉え、様々な取組を推進しています。学年主任・研究主任として改革の中心を担う長堀先生に、千代川中での取組について伺いました。

長堀教諭会議の精選、週時程の工夫、ICTの活用などを実施しています。

現在取り組まれている働き方改革について教えてください。

本校は、管理職のマネジメントにより、運営委員会・学年主任会での決定事項等を学年主任が確実に学年スタッフに伝えるという機能がうまく回っているため、定例の職員会議がありません。また、生徒支援部会、特別支援部会、学年会、教科部員会等を週時程内に設定しており、放課後に行われることは基本的にありません。さらに、帰りの会も給食後に設定し、生徒は6校時終了後すぐに部活動に行ったり下校したりすることができます。ICTの活用も進み、特に授業では学習支援アプリ「ロイロノート・スクール」の導入により、効率的・効果的に進めることができるようになりました。

長堀教諭ペーパーレス化とタブレット端末の活用に効果を感じています。

業務の効率化について、好事例などがあったら教えてください。

ペーパーレス化が進んでいる点です。職員会議等の資料は全てPDF化されて、各々が担当のフォルダーに入れておくスタイルです。以前の学校では印刷をして配るということもあったので、準備の手間が省けています。また、ロイロノート・スクール等の授業支援アプリの活用も進んでいます。
学校で使用するタブレット端末から授業支援アプリを利用することで、今まで紙で行っていた生徒指導のアンケートなどがすぐに集計できます。生徒指導担当職員の負担はものすごく減っているのではないかと思います。さらに、生徒会の選挙の資料等もアプリで送れば良いので、印刷の手間もかなり減っています。

授業支援クラウドアプリ

授業の準備、実施、評価を効率的に行うためのクラウドサービス。1人1台端末の活用を促進し、教育の質を向上させるための重要なツール。

メリット
  • 学習効果の向上
  • 授業準備・運営の効率化
  • 個別最適化された学習
  • コミュニケーションの活性化

長堀教諭目の前の生徒に向き合い、授業改善に励むことが、働き方改革の本質だと感じています。

働き方改革が進んでいると実感するのはどんな時ですか?

生徒たちのプラスの面や良い変化といった話題が職員室に溢れているので、職員の雰囲気は非常に良いと思います。先生方が頑張ることで生徒が変わり、それを管理職がしっかりとバックアップしてくれるので、また頑張ろうというサイクルが生まれる。そこが非常に良く回っていると思います。
目の前の生徒にしっかりと向き合ったり、授業改善に励んだりすることが、働き方改革の本質だと思います。教員の資質能力が向上することで、退勤時間が早くなったり、自分の時間が取れるようになったりするなど、結果として働き方改革の恩恵があるという形になっていくと実感しています。

長堀教諭

長堀教諭部活動改革や先生方一人ひとりの業務マネジメントが大切です。

働き方改革を進める上で大事なことは何ですか?

中学校は部活動の時間が大きいので、部活動の時間を前倒しにしたり、部活動指導員や地域連携といった部分にさらに力を入れていったりすることで、時間外業務の削減につながるのではないかと思います。また、教務部や学年主任だけでなく、先生方一人ひとりが先の見通しをもって業務を遂行することで、余裕をもって業務に取り組めるようになると思います。自己のマネジメントに非常に大きなウエイトが置かれると思いますが、時間をうまく捻出できるのではないでしょうか。

長堀教諭未来を担う子どもたちに携わり、成長の喜びを感じてほしい。

教員を目指す若者へのメッセージをお願いします。

教育はこの国を支える大きな仕事であり、責任ある仕事ですが、同時にやりがいのある仕事だと考えております。もちろん、困難なこともありますが、それはどの仕事も同じです。それ以上に、教員は未来を担う子どもたちに携わりながら、その成長した時の喜びを日々感じることができる、素晴らしい職業です。そのような意味でも、本当に日本の未来を担っている仕事だと考えています。