令和5年12月 教育長定例記者会見

教育委員会では、令和5年12月1日(金)、教育長定例記者会見を実施しました。
内容は下記のとおりです。

会見要旨

本日の発表項目は1件です。お手元の資料をご覧ください。

次世代グローバルリーダー育成事業について

(資料 「次世代グローバルリーダー育成事業」に基づき説明)

次世代グローバルリーダー育成事業について発表させていただきます。茨城県では海外の人々と協働して、課題を解決していくための思考力、リーダーシップなどの育成を目的とするプログラムとして、平成30年度から実施しており、6年目の事業です。中学2年生から高校1年生を対象として募集しているものです。このプログラムは、2年間のプログラムとなっており、各年約40人を募集しています。

受講生は、週1回のオンライン形式の英語講座に取り組むほか、年5回の集合研修、イングリッシュキャンプなどに取り組んでいます。オンライン研修、オンライン英語講座では、事前にあたえられたテーマ、例えば、投票率アップのために何ができるか、水質汚染を食い止めるために何ができるかなどのテーマについて学習し、8人程度のグループで英語でディスカッションをするというスタイルで毎週1回、約2時間のレッスンを行っています。非常に好評で、英語力はもちろん、ディベートする、討論する力が向上するレッスンになっています。

集合研修につきましては、資料にお示しした内容の2と3に少し関わるのですが、県庁などに集まり、グローバル人材に必要な思考力、探究力、リーダーシップなどを見付けるためのトレーニングを、2の(3)にあります模擬国連会議の演習、3にあります大学の専門家による研修、留学生との交流などを通して行っております。その一環として、受講2年目の5期生は、ワールドスカラーズカップという大会に参加いたしました。これは、海外の中高校生などとディベートやエッセイ、ペーパーテストによって教養を競い合う大会です。国内大会には、受講生33人が参加し、全員が国内大会を勝ち抜きまして、24人がバンコクで行われた世界大会に参加いたしました。その世界大会の中で勝ち抜いた6名が、11月2日から8日にかけてアメリカのイエール大学で行われました、世界決勝大会に出場し、金メダル5個、銀メダル2個を獲得いたしました。本事業における金メダル獲得数5個というのはこれまでで最多となっています。

この成果を他の受講生と共有するために、今後の見どころとして、12月3日(日)に、同プログラムの研修会で、このワールドスカラーカップに出場した受講生たちの報告会を県庁の9階の講堂で9時45分から実施いたします。12月8日(金)には、受賞者が知事の表敬訪問を予定しておりますので、ぜひそれぞれ取材をお願いいたします。

このワールドスカラーズカップは、英語で行われる大会で、英語力は当然求められているという中で、非常に高い志や英語だけではなくて、様々な力を持った学生、生徒たちが世界各地から集まって大会で競い合っております。その生徒たちが何を感じて、そして何を学んできたのかということを、ぜひ記事に取り上げていただければと思っております。

以上でございます。

 

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