令和6年1月 教育長定例記者会見

教育委員会では、令和6年1月16日(火)、教育長定例記者会見を実施しました。
内容は下記のとおりです。

会見要旨

本日の発表項目は2件です。お手元の資料をご覧ください。

第5回プレゼンテーション大会「IBARAKIドリーム★パスAWARD」の開催について

(資料 「第5回プレゼンテーション大会『IBARAKIドリーム★パスAWARD』の開催」に基づき説明)

1つ目は、第5回プレゼンテーション大会「IBARAKIドリーム★パスAWARD」についてです。様々なことに挑戦して解決できるような人材やアントレプレナーシップの育成などを目的に、令和元年度から実施している事業です。今年5年目を迎えております。今年度は244件の応募がございまして、選出されました16チームが活動の成果を発表することになります。趣旨・目的の最後にある、昨年度の大会で審査員特別賞を受賞し、その後、現在も意欲的に活動している、鉾田第一高校附属中学校のチームが継続活動の発表を行う予定となっております。

「2 大会までの活動内容」をご覧ください。5月から7月にスタートアップチャレンジの講座等があり、9月に、この戦略チーム16チームが選ばれ、約4ヶ月間、大学生などのサポートを受けながら、立案した企画の実現を目指して活動してきています。

「3 大会概要」をご覧ください。1月24日(水)県庁9階の講堂で開催いたします。10時からの開催となります。発表を行います16チームにつきましては、2枚目にあります企画などについての概要等ご覧いただければと思います。
審査員について、チラシの中段のところにもありますけれども、企業や大学関係者等の方々を審査員としてお迎えしまして、総合グランプリ等の各賞を選出して参ります。私も審査員として参加させていただきます。

1枚目の「4 その他」です。大会後も生徒たちが活動を継続できるように、実践活動を支援していただける企業や行政機関等を掘り起こす機会を設け、マッチングを目指して参ります。大会当日の15時15分より審査と並行いたしまして、「茨城県デジタル・シティズンシップ教育推進事業成果発表会」を開催させていただきますので、そちらの成果発表もご覧いただければと思います。

ぜひ、皆さん方には記事に取り上げていただき、高校生たちへのご支援ご協力をお願いしたいと思っております。

県立高等学校改革プラン実施プランⅡ期について

(資料「県立高等学校改革プラン実施プランⅡ期について」に基づき説明)

「県立高等学校改革プラン実施プランⅡ期」についてご説明させていただきます。お手元の概要版をご覧ください。まず、「県立高等学校改革プランにおける実施プランⅡ期の位置付け」について、県立高校の再編等は、県立高等学校改革プランに基づき進めているところです。この度、2024年度(令和6年度)から2026年度(令和8年度)までの3年間の具体的な計画といたしまして、実施プランⅡ期をまとめましたので公表させていただきます。
今回の実施プランⅡ期では、中学校卒業者数の減少に伴う学校の小規模化への対応が主な内容で大きく3点ございます。
「2 実施プランⅡ期の内容」(1)から(3)をご覧ください。

「(1)統合(機能統合)」につきまして、具体的には、明野高校を真壁高校に統合するものでございます。明野高校では、現在、2学級80人募集のところ、今年度の入学者は、20人ということで1学級にも満たない状況となっております。一方の真壁高校では、農業系の学科はある程度人数が集まっている状況ですが、普通科は、明野高校同様、1学級に満たないという状況でございます。そのため、これまで明野高校の4つのコース、商業・情報コース、スポーツコース、生活コース、進学コースの4つのコースで培ってきました、ライフスキルやスキルアップなどの活動を、真壁高校の普通科に継承し、教育内容の充実を図っていきたいと考えております。このエリアですが、中学校卒業者の減少というのは今後も見込まれる状況でございます。真壁高校の学科の構成や学級数は現状を維持し、校名も真壁高校で変更しないということで考えております。明野高校は、来年度の入学者まで募集し、入学した生徒たちが卒業する2026年度末(令和8年度末)に閉校ということとなります。

続いて「(2)閉課程」をご覧ください。太田第一高校定時制課程の閉課程、定時制課程を閉じるということでございます。太田第一高校の定時制は、2011年(平成23年)以降入学者数が1桁台となりまして、特に2020年度(令和2年度)以降は、入学者が5人に満たない非常に少ない状況となっております。この状況を踏まえまして、太田第一高校の定時制についても、来年度まで入学者を募集し、2025年度(令和7年度)に募集停止、2027年度末(令和9年度末)に定時制は閉課程となります。

続いて(3)学校連携型キャンパス制です。教育環境を充実させるために、結城第一高校と鬼怒商業高校の2校に「学校連携型キャンパス制」を2025年度(令和7年度)からモデル的に導入いたします。対象校であります結城第一高校では、現在、外国人生徒支援のモデル校として、NPO法人、大学等と連携して様々な取り組みを実施しております。また、鬼怒商業高校は、商業科の高校で、専門的な教育を実施しております。こういった異なる特色ある学校同士が連携して、教育活動を行うことで、学校の活力の向上を図っていきたいと考えております。例えば、遠隔授業などによる、それぞれの学校で学べる科目の充実を図るといったことや、探究活動、学校行事、部活動などを合同で行うということが想定されます。具体的な取り組みについては、今後それぞれの学校、両校で協議しながら決定してまいります。

今後、この実施プランに基づきまして各学校と連携、協議しながら、具体の対応を進めてまいりたいと考えております。

 

以上でございます。

 

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