令和6年6月 教育長定例記者会見

教育委員会では、令和6年6月25日(火)、教育長定例記者会見を実施しました。
内容は下記のとおりです。

会見要旨

6月の定例記者会見ということで、項目が2点。つくばサイエンス高校の魅力づくりと、もう1点は入学者選抜事務のデジタル化ということで説明したいと思いますので、よろしくお願いします。

つくばサイエンス高校の魅力づくりについて

(資料 「つくばサイエンス高校の魅力づくりについて」に基づき説明)

では資料の方ご覧ください。
まず、つくばサイエンス高校の魅力づくりの資料をご覧いただければと思います。
1ページ目が名誉校長の配置。目的としましては、本県の科学教育の拠点として、つくばサイエンス高校の魅力や教育内容の充実を図ることを目的とします。名誉校長として、小林誠氏。現在、大学共同利用機関法人の高エネルギー加速器研究機構 特別栄誉教授ということで、ノーベル物理学賞を受賞されている方でございます。
(3)の業務内容ですけども、外部のスーパーアドバイザー的な役割で、つくばサイエンス高校に対して、科学教育や魅力づくりに関する助言、それと生徒向けの特別授業、講演やメッセージの発信といったことをお願いし、つくばサイエンス高校における科学教育の充実に努めていくような形で、小林先生のお力添えをいただくようなことで進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
続いて2ページをご覧ください。2番として、今度はサイエンスアドバイザーの配置でございます。大学教授などの専門的な知見から講義、助言などを得ることで、生徒の探究的な学びを深化させることを目的として、外部からサイエンスアドバイザー 磯部大吾郎氏、筑波大学システム情報系の教授でございます。一般社団法人日本計算工学会の前会長でありまして、この日本計算工学会とは、茨城県教育委員会が連携協定を結んでおりますので、現在も様々な形で、県立高校との連携を図っていただいているところです。
業務内容としましては、つくばサイエンス高校の科学技術科、1年次に科学国際セミナーというのがございます。ここで出前授業を行っていただいたり、科学技術科の2・3年次の課題研究において、生徒が行う研究に対する助言等をいただくような業務でございます。サイエンスアドバイザーにつきましては、生徒が学ぶ4つの領域、磯部先生は現在、大学のシステム情報系ですけど、サイエンス高校は4つの領域ですね、ロボット、情報、建築、化学生物というふうに、今年度、2年生で選択していますので、こういったテーマに対応できるように、外部のサイエンスアドバイザーを今後も拡充をしていく予定でございます。その都度、学校の方からも広報してまいりたいと思います。なお、2ページの一番下の※印にありますが、名誉校長、サイエンスアドバイザーの業務内容については、本日のこの公表時点で予定しているものでありまして、今後、内容について、若干の変更等を生じる可能性がありますことを申し添えます。
続いて3ページをご覧ください。これ是非、この後つくばサイエンス高校の魅力づくりということで取材の方もお願いしたい内容になりますが、1つ目は科学国際セミナー。科学技術科1年生を対象とした各領域に関係する大学教授等の講演でございます。来月7月2日と7月9日に建築領域と化学生物領域で講演を行います。情報領域の方はすでに5月10日、ロボット領域においては6月18日に実施済みでございます。
(2)として、科学技術探究ワークショップ。これは中学生とつくばサイエンス高校の生徒、1期生の現在科学技術科2年生ですね、中学生とつくばサイエンス高校の生徒が協働して行う探究活動になります。領域は先ほど説明しましたように、建築、化学生物、ロボット、情報と4つありまして、8月22日と23日に右側の内容のような形で、中学生と高校生が一緒に探究活動を行うプログラムであります。定員としては中学生が各領域20人ということで8月12日までの申し込みになっております。8月の下旬にワークショップがあるということで、もし可能であればぜひ取材の方をしていただけるとありがたいと思っております。
続いて4ページをご覧ください。5月の記者会見のときに、つくばサイエンス高校に普通科を新たに設置ということで、来年度、普通科3学級の募集ということを公表させていただきました。普通科の教育課程、どういうふうな科目設定で、1年・2年・3年というのが上がっていくとか、大学進学にどういうふうに対応しているのかという、現段階の予定のものを、今回載せさせていただいております。特に新たに設置する学科、普通科ですので、中学生の進路希望上、中学生がこの後、夏休みも含めて学校説明会等で、どの学校がどんな内容かというのを確かめに行くかと思いますので、早めに、予定として、今回公表しているものでございます。基本的には、ポイントにありますとおり、全学問分野に対応可能な文理融合型の学びを目指した教育課程ということで、ただしですね、つくばサイエンス高校の特色である大学レベルの施設設備を生かした理数探究を、1年生で理数探究基礎、2年生で理数探究ということで、その科学っていう部分、かなり広い、様々な分野がある範囲ですけど、こういったものに普通科の中でも触れていただく機会をしっかりと設けたいと考えております。なお、3年生のところですけど、4単位ユニット・3単位ユニット・2単位ユニットということで、それぞれの科目で様々な選択ができるような仕組みを作っていこうという予定で、現在、最終的な詰めにも入っているところですので、こういったところについては、詳しくは、8月10日に学校説明会をつくばサイエンス高校で予定しておりますので、そのときに学校の方から教育内容の詳細を説明する予定で進めていくところです。
最後の5番のところになりますけど、その他学校全体で導入予定の充実策。こちらについては、AI、それとデータサイエンスですね、こういったものを、これからの時代に対応した教育となりますので、そういったものの充実に努めていきます。もともと、科学技術科の方にロボット領域、情報領域がありますので、ここでIoTだとか、AIだとかというのを、この後課題研究の中でも、学んでいくところにありますが、学校全体としても、そういった教育のところにも、子供たちにはぜひ頑張っていっていただきたい。それと英語教育の充実。これはALT複数配置によるスピーキングを重視した授業の展開。それと、大学進学のところですけども、予備校などとも連携した、入学してきた3年間学んでいく生徒たちの個々に応じたきめ細やかな進学指導の充実に努めてまいります。
つくばサイエンス高校については、以上でございます。
その後ろについているものが、中学生参加募集のワークショップのチラシと、令和7年4月に開設いたします普通科の設置の案内でございます。

入学者選抜事務のデジタル化について

(資料 「入学者選抜事務のデジタル化について」に基づき説明)

続いて、2点目の発表項目になります。Web出願をご覧ください。
1枚目の、来春、現在の中学3年生が受検する2025年度入学者選抜の資料をご覧いただければと思います。
まずこのWeb出願の流れですが、茨城電子申請・届出サービスを用います。この春の入学生までは、高校入試は紙媒体の願書で、調査書も含めて提出をしておりました。
1つ目として、これまでは、志願者は願書に書き込んでおりましたが、志願者情報の入力期間を1月8日から1月29日という予定で進めていく方向で、24時間、入力して登録することが可能となります。
2つ目として、志願者は入力したものを印刷していただくというような形になります。
3つ目として、願書については中学校に提出し入学選抜手数料として、茨城県収入証紙を貼付していただきます。ただし県外からの志願者などはすでに電子納付可能となっています。
最終的には4つめですが、印刷した願書と調査書を志願先高校へ郵送または持参し、出願期間は2月6日、7日、10日です。
出願期間の前に志願者情報を入力することを、来春の高校入試から始めます。
志願者は、受検票を自分で印刷することが可能となり、このことについては、次の2枚目になりますが、県立中学・中等教育学校の入試、1月に実施しています。昨年度、今の県立中学・中等の1年生のところからWeb出願はスタートしているので、Web出願は2年目になります。中学・中等入試で、これまでと違うのは、下にありますが、入学者選抜手数料は電子納付にしていくということで、支払い方法が記載にある通りになってございます。この入試制度のデジタル化については順次、中高一貫入試、高校入試ということで、1年ずれてますが、同じような形で改善を進めていくという内容でございます。

私からの発表項目の説明は以上です。

 

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