幼児教育と小学校教育の円滑な接続
幼児期の「遊びに没頭する中の育ちや学び」を小学校以降の「主体的・対話的で深い学び」へと円滑につなぐことが大切です。
「幼児教育と小学校教育との円滑な接続に向けて」の部分をはじめ、県の幼児教育指導方針に関する資料は以下のリンクよりPDFファイルをダウンロードすることができます。
架け橋カリキュラム作成ガイドブック
県内の幼児教育と小学校教育の「架け橋期(5歳児~1年生の2年間)」の保育・教育のさらなる充実に向けて、資料を作成しました。
市町村や小学校区等で保育者と小学校教員等が連携・協働しながら取組を進めていくための参考として、ご活用ください。
「架け橋カリキュラム」作成のプロセス
「架け橋カリキュラム」作成において大切なことは、保育者と小学校教員で子どもの姿をもとに語り合える体制を作り、保育・教育の充実に向けて実践・検証しながら、協議を通して改善していくことです。それぞれの保育・教育の違いを互いに尊重し理解し合いながら、共に育てていく子どもの姿を真ん中に、共通に大切にしたいことを語り合い、作成を進めていきましょう。 今、自分の市町村(または近隣の小学校と幼児教育施設)は、どのフェーズの取組をしているかをチェックしながら、接続の充実に向かうように、できるところから取り組んでみましょう。フェーズ1 「基盤作り」
- 園長・校長間及び担任間の関係作り
- 子どもの交流の実施
- 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の共有
- 園や小学校での子どもの生活の流れや活動について共有(相互参観等)
- 開発会議:構成員の選定と目指す方向性の共有
- 開発会議:地域の実態の把握
- 架け橋プログラム(体制作り・架け橋カリキュラム作り)の取組への理解と合意形成
フェーズ2「検討・開発」
- 「共通の視点」をもとに保幼小で意見交換し、架け橋カリキュラムを検討
- 開発会議:架け橋カリキュラムの「共通の視点」の検討
「共通の視点」の例…「育てたい子どもの姿」「育みたい資質・能力」「遊びや学びのプロセスで大切にしたいこと」「指導上の配慮事項(環境の構成・先生の関わり)」「交流・連携計画」「家庭との連携」 - :開発会議保育者・小学校教員が協働して開発するための支援(研修等)
- 5歳児~1年生の2年間を対象とするカリキュラムへ
- 事前・事後打合せ等、幼児と児童の双方に学びのある交流を工夫
フェーズ3「実施・検証」
- 各幼児教育施設や小学校での実施・検証
- 開発会議:実施状況の把握・検証と支援
- 実践事例の収集・共有
- 教育課程や指導計画の見直し
- 教材としての「環境」の活用について保育者と小学校教員で一緒に考える機会の設定
- 子どもの自発的な交流が生まれるよう、保育者と小学校教員で協働して工夫
フェーズ4「改善・発展サイクルの定着」
- 持続的に改善・発展できる仕組みづくり
- 開発会議:方針の改善・発展と支援
- フェーズ2~3のPDCAサイクルの定着
- 改善・発展のため、接続する園・小学校で、子どもの学びや生活を具体的にイメージして話し合う場を設定
- 子どもの実態に応じて、各園・小学校の創意工夫を生かした動的なカリキュラムに
家庭教育応援ナビ「すくすく育ていばらきっ子」
茨城県教育委員会では、「家庭教育応援ナビ」を開設し、子育てに役立つマンガや動画をはじめ、家庭教育コラムや子育て相談Q&A、子育てアドバイスブックなど、ご自身の研修や保護者への情報提供に役立つコンテンツを掲載しています。
また、幼児教育関係研修情報や動画・資料・教材のコンテンツを随時更新し、幼児教育に携わる方々への情報提供に努めております。
保護者向けの資料やお便りの記事としてもお使いいただけます。ぜひ、ご活用ください。
研修関係コンテンツ
幼児教育関係研修情報
下記の課の主催する研修情報を一覧表から確認でき、開催要項や申込方法にアクセスできます。
- 生涯学習課
- 義務教育課
- 子ども未来課
研修資料・教材
上記の研修で使う動画や資料、保育や授業、園内・校内研修、家庭教育学級等で活用できる教材や資料を掲載しています。
- 動画・資料…研修の講義動画や資料
- 教材・資料…架け橋カリキュラム作成ガイドブック、保幼小連携・接続実践事例集等