優良公民館表彰
趣旨
公民館やその他公民館と同等の社会教育活動を行う施設(以下「公民館等」という。)のうち、特に事業内容・方法等に工夫を こらした活動を行い、その活動成果を生かして、人づくり・まちづくり・地域づくりに大きく貢献しているものを優良公民館として文部科学大臣が表彰し、今後の公民館活動の充実・振興に資する。
推薦の条件
推薦の対象となる公民館等は、次のいずれの条件を満たす施設であり、事業に掲げる学習内容や取組の手法、環境の整備について積極的に取り組み、その内容・方法等に工夫がみられるものとする。
表彰対象
- 社会教育法第21条第1項又は第2校に定める者が設置した公民館。
- 公民館と同等の設置目的、事業内容が定められており、市区町村が設置・所管する施設。
(例:社会教育センター、社会教育館、生涯学習センター、生涯学習館 等)
運営
地域の実情に応じた開館日数が確保されており、公民館運営審議会の評価等を活用し、活動内容にPDCAサイクルを機能させるなど、適切な運営を行っているものであること。
職員
公民館活動に関する十分な経験年数や研修への積極的な参加等により、社会教育や公民館運営に関する十分な知識を有する職員(兼務の職員、指定管理者の職員を含む)を配置していること。
事業
地域の実情に応じ、以下の例示する学習内容、取組手法、学習環境の整備に積極的に取り組むとともに、地域住民の学習活動の支援や地域の課題解決に資する活動を継続的に工夫して行っており、かつ、事業の成果等について自己点検・自己評価を行っているもの。
学習テーマ・取組の内容
第3期教育振興基本計画(平成30年6月15日閣議決定)や「人口減少時代の新しい地域づくりに向けた社会教育の振興方策について(答申)」(平成30年12月21日中央教育審議会)、第10期中央教 育審議会生涯学習分科会における議論の整理(令和2年9月中央教育審議会生涯学習分科会)を踏まえた取組や学習(具体的な観点社会的包摂に寄与する取組、「人生100 年時代」「Society5.0」 を見据えた取組、地域活性化・地域振興に資する取組等)
- 学習テーマの例
環境保全、国際理解、少子高齢化社会、インターネットリテラシー、人権教育、教育格差、主権者 教育、消費者教育等 - 取組内容の例
地域防災・減災、デジタル・ディバイドの解消、家庭教育支援、子供の体験活動の充実、地域学校協働活動の推進、障害者の学びの支援、日本語教育の推進、伝統文化継承活動、世代間交流活動等 - その他住民の学習需要に基づく学習や、地域の特色を生かした多様な学習等
学習内容を深めるための取組の手法
- 住民の学習ニーズ把握とそれに応じた学習情報の収集・提供、学習相談
- 学習グループやボランティア、指導者等の養成
- 地域住民等の学習の成果並びに知識及び技能の活用
- 学校、社会教育施設、社会教育関係団体、NPO法人その他の民間団体、民間企業、関係行政機関等との緊密な連絡・協力の促進
- ICT技術や情報ツール、コンテンツの学習への活用等
多様な利用者の参加促進のための学習環境の整備
- 学びのきっかけづくり促進の工夫
- ICTを活用した情報発信
- デジタルの基盤整備
- 託児サービスの充実
- 手話通訳や要約筆記の実施、施設のバリアフリー化
- 利用者の実態に即した開館時間の変更
- 外国人利用者向けの案内等
これまでの表彰館
令和5年度
稲敷市桜川公民館
令和4年度
守谷市民活動支援センター
令和3年度
最優秀館(1館) 笠間市笠間公民館
お問い合わせ先
茨城県教育庁 総務企画部 生涯学習課 振興担当
〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
電話:029-301-5318
FAX:029-301-5339
メールアドレス:shogaku1@pref.ibaraki.lg.jp