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「高校生ものづくりコンテスト」全国大会で優勝した県立玉造工業高校の長峯璃久さんが知事及び教育長を表敬訪問
12月20日(金)、県立玉造工業高等学校3年の長峯璃久さんが、11月に開催された「高校生ものづくりコンテスト」全国大会の電気工事部門で優勝し、大井川和彦知事と柳橋常喜教育長をそれぞれ表敬訪問しました。
「高校生ものづくりコンテスト」は、産業を支える技術・技能水準の向上を図るとともに、若年技術・技能労働者の確保と育成を目的として全8部門で競技が行われ、今年で24回目の開催となりました。電気工事部門では、ケーブルや電線管、スイッチ、ランプなどのさまざまな材料を用いて、安全かつ確実で美しい電気配線を行う技術が競われます。この競技では、スピードや正確さに加え、急な課題変更への対応力も求められます。
長峯さんは8月に群馬県で開催された20歳以下の若年者の技能レベルを競う「若年者ものづくり競技全国大会」電気工事職種においても優勝しており、今回2度目の日本一を果たしました。
表敬訪問で長峯さんは、配線図に基づく施工技術の概要や、競技で要求された高度なスキルについて説明し、競技で実際に行った金属管の曲げ作業を実演してくれました。「金属管を正確に曲げる技術や、制御機器の配線・組み立てに苦労しました」としながらも、日々の練習や先を見通す力が成果に結びついたことを話してくれました。今後の目標について聞かれた際には、「技能五輪や国際大会に挑戦し、世界で活躍できる技術者を目指したい」と語ってくれました。歓談の最後に知事からは「日本では少子高齢化が進む中、電気工事のような専門技術を持つ人材の重要性はますます高まっています。長峯さんのような若い世代が地域や日本全体を支えてくれる存在になることを期待しています」とエールが送られました。教育長は「長峯さんの努力と情熱には感銘を受けました。未来を見据えた目標を持つことは素晴らしいことだと思います。これからも技術を磨き、日本のものづくりを引っ張っていってほしいです」と激励しました。
長峯さんのさらなる活躍を願うとともに、これからも電気工事の技術を磨き、目標とする「世界一」を実現してほしいと思います。