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プログラミング・エキスパート育成事業第1回全コース合同対面講習会を開催

令和7年7月28日
アイスブレイクで自己紹介をしている様子
アイスブレイク「パスタタワー」に取組む様子
金森氏の講義を聴く様子
バイブコーディングで五目並べのゲームを作成する様子

7月28日(月)、茨城県教育委員会主催の「令和7年度プログラミング・エキスパート育成事業」第1回全コース合同対面講習会をビズコンフォート水戸にて開催しました。今年度の本事業では、「競技プログラミング」「ゲーム・アプリ開発プログラミング」「AIプログラミング」の3つのコースを設置し、全国トップレベルのプログラミング能力を有する中高生の育成に取り組んでいます。今回は、各コースで選抜された中高生51名が一堂に会し、株式会社サイバーエージェントAI事業本部の金森 透有氏を講師に迎え、最新の生成AI技術を活用したプログラミングの最先端手法を学ぶワークショップを実施しました。
まずアイスブレイクとして、協力とコミュニケーション力を高める「パスタタワー」ゲームを行いました。参加者は制限時間内にパスタを組み合わせて高いタワーを作る活動に取り組み、グループでの積極的な試行錯誤や連携が見られました。この時間を通じて、「仲間と会えて楽しかった」「想像力を使うゲームは面白かった」などの感想が寄せられ、参加者同士の交流が深まりました。
続くワークショップでは、金森氏がエンジニアという職業や生成AIの基礎的な仕組みをわかりやすく解説しました。特に、AIを活用して、コードを生成・開発する新しいプログラミング手法「バイブコーディング」による五目並べアプリの作成体験では、参加者が実際にAIの力でゲームを開発する驚きと楽しさを実感し、参加者からは「AIでのコーディング作業がとても楽しかった」「ChatGPTでゲームを一瞬で作れるのに驚いた」「自分のプロジェクトにもAI活用を取り入れたい」という声が多数寄せられました。また、生成AIのメリットや使い方、将来的な可能性について理解を深める貴重な機会となりました。
さらに、企業の広告の仕組みに関する話や、大学の学部選択に関する情報提供も行われ、参加者それぞれの興味関心に広がりをもたらしました。
今回の講習会は、最新技術に触れながら実践的なスキルを身につけ、仲間との交流を通じて協力する力を養う充実した場となり、今後の学びや成長への大きなモチベーションとなりました。茨城県教育委員会では今後も、未来を担う若きプログラマーたちの育成に力を注いでまいります。