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「若年者ものづくり競技大会」で銀賞を受賞した県立玉造工業高校の胡鵬さんが教育長を表敬訪問


9月10日(水)、県立玉造工業高等学校電気科3年の胡鵬(こ ほう)さんが「若年者ものづくり競技大会」電気工事職種で銀賞を受賞し、同校の松代寛校長、顧問の駒場智子先生、茨城県職業能力開発協会の長谷川修平会長とともに柳橋常喜教育長を表敬訪問しました。
同大会は20歳以下を対象に、配線の正確性・安全性・美観、さらに当日の課題変更への対応力までが問われる競技です。電気工事職種は2時間30分の制限内で施工と修正を行い、胡さんは全国から選抜された全19名中、堂々の銀賞を獲得。課題は当日に大幅な変更が入るため、事前の想定と現場での判断力が鍵となります。胡さんは2時間で配線を組み上げ、残り30分でケーブルの浮きや直線の乱れをミリ単位で是正し、図面どおりに美しく仕上げた点が評価されました。
胡さんは高校2年で第2種電気工事士を取得し、学校では電気工事の実技と資格取得を両輪で鍛錬。ケーブル・金属管などの施工要素のうち、特にケーブル工事を得意とし、正確かつ迅速な作業を心がけてきました。訪問では、競技課題の難しさや練習の工夫、短期間での仕上げに全力で臨んだことを報告。将来は大学に進学して電気の専門性をさらに高め、技術者として活躍したいと抱負を述べました。
教育長より、「電気の専門技術を持つ若い人材の重要性はますます高まっています。胡さんの努力と情熱、そして学校の指導体制は大変心強い。今後も技術を磨き、地域と日本のものづくりを牽引してほしい」と激励のことばが送られました。胡さんは今後、後輩の全国大会挑戦を支える意欲も示し、学校の技術継承の輪が一層広がることが期待されます。