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県陶芸美術館 企画展「井上雅之 描くように造る」開催

令和4年8月15日
全長約16メートルもあります(A-111 2011年)
今年制作された最新作。あなたには何に見えますか?(H-221 2022年)
高さ2メートル以上、高い壁のよう(MU-022 2002年)

8月28日(日曜日)まで、県陶芸美術館で、企画展「井上雅之描くように造る」を開催しています。

まず、正面玄関を入るとエントランスホールに大型作品が展示されています。その大きさに驚き、ごつごつした質感も印象的です。一般的に陶芸と言えば、器などの生活に溶け込む食器類を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。今回の展示ではそのような思い込みが最初から覆されます。

入り口付近に設置されたすり鉢状の作品をのぞき込むと、継ぎ目にボルトが使用してあります。作品によっては設置に鉄板を使ったり、鉄材で補強したりしているものもあるそうです。一番背の高い作品はなんと、7メートル以上!床には鉄板が敷いてあります。屋外には今回最大の長さ16メートルあまりもある作品も展示されています。

陶芸作品は、窯以上に大きな作品は造れません。そのため、パーツごとに作成し、組み合わせる方法をとっているそうです。組み立て風景は陶芸美術館の公式YouTubeにて公開されていますので、のぞいてみてください。

作品タイトルは記号のようですが、これは作品を見た人それぞれが「タイトルにとらわれず自由に感じたり、理解して欲しいから」だそうです。不思議なことに、作品を眺めていると、どんどん楽しく、わくわくしてきます。きっと、作っている人の楽しさが伝わってくるのでしょう。ダイナミックな作品を集めたこの展覧会に、ぜひお出かけください。

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