がん教育について
がんは、1981年から日本人の死因の第1位となっており、現在、日本人の2人に1人は、一生のうちに何らかのがんにかかると推計されています。また、日本人の死因の約3割はがんとなっており、近年、がんにかかる人は増え続けています。
このような状況において、子供のうちからがんに関する正しい知識、がん患者への理解及び命の大切さに対する認識を深めることはとても重要です。
本県では、命の大切さを育むがん教育の推進を図るため、平成26年度より「がん教育総合支援事業」を実施しております。
がん教育総合支援事業
現状
国の動向や本県の取り組みから、学校教育でのがん教育の推進は必須であります。
学校現場においてがんに特化した教育はなされておらず、生活習慣病の関連として扱われています。
県では「茨城県総合がん対策推進計画」を策定し、施策を推進しているところであり、とくにこの第三次計画においは、重点的課題の一つとして「がん教育の推進」を掲げ、「成人に対する生涯教育と併せて、学校教育の現場においても、がん教育を積極的に取り入れていく」ことが求められています。
ねらい
学校での教育のあり方を含め健康教育全体の中でがん教育を推進します。
がんが身近な病気であることや、がん予防、早期発見・検診等について関心を持ち、正しい知識を身に付け、適切に対処できる実践力を育成するとともに、自他の健康と命の大切さに気付き、共に生きる社会づくりを目指す態度を育成します。
本県の教員に対し、がんの専門医やがん経験者等による講演、実践事例発表等の研修会を行い、がんそのものの理解やがん教育理解促進と必要性の共通理解、指導者の資質向上を図ります。
事業
がん教育推進協議会
県教育委員会、県保健福祉部、専門医、学校医、教員、がん経験者等
- がん教育講演会(医師・がん経験者等)
- がん教育指導者研修会
- がん教育啓発教材開発等
成果
- がんの理解
- がん患者に対する理解
- 自らの健康を適切に管理
- がん予防・早期発見
知っていますか?がんのこと 啓発リーフレット
関連リンク
お問い合わせ先
茨城県教育庁 学校教育部 保健体育課 健康教育推進室 学校保健・安全担当
〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
電話:029-301-5349
FAX:029-301-5369
メールアドレス:hotai1@pref.ibaraki.lg.jp