優秀賞 行方市立麻生中学校
よい歯を育む歯科健康教育の在り方
これまでの課題と活動のねらい
課題の把握と設定状況
本校は、学区が広いことからスクールバスや保護者による送迎で通学している生徒が多数である。そのことから、肥満傾向にある生徒の割合の増加の一因ともなっている。また、家庭環境の多様化により、孤食や生活が不規則な生徒が増えつつあることから、口腔環境への課題がある。このことから、学校保健委員会を基本とした家庭との情報交換や歯科受診状況についての理解及び協力が必要である。そのために、家庭及び地域と連携を図った歯科健康教育をすすめ、本校の教育目標でもある「自分の思いや考えを表現し課題解決しようとする生徒の育成」を図るために本テーマを設定した。
活動のねらい
- 令和5年度に行方市教育委員会と行方市養護教諭会で作成した行方版「健康な歯づくりプログラム」を学校保健計画に位置付け、歯科教育の実践を図る。
- 本校独自の「健康な歯づくりカード」を活用し、入学から卒業までの3年間を見通した歯科健康教育の充実と生徒一人一人の意識を高める。
- 学校保健委員会を中心とした学校・家庭・学校歯科医・地域との連携体制の確立を図る。
計画と実践の状況
計画
保健教育、個別・日常指導、歯のプログラム
| 4月 | 健康な歯づくりカード記入 ガイダンスの実施 |
|---|---|
| 5月 | 健康な歯づくりカードを活用した歯の事前チェック |
| 6月 | 歯科受診勧告 |
| 7月 | 夏季休業前歯の受診再勧告 第1回学校保健委員会での周知 |
| 8月 | 健康な歯づくりカードを活用した歯の染め出し |
| 11月 | 二者、三者面談じの健康相談実施 |
| 12月 | 冬季休業前歯の受診勧告 |
| 2月 | 歯のプログラム評価、見直し |
実践の状況
行方版「健康な歯づくりプログラム」の活用
令和5年度に市教育委員会と市養護教諭会で作成したプログラムを活用し、幼・小・中の発達段階に応じた歯科健康教育の実施。
本校独自の「健康な歯づくりカード」の活用
学校保健安全計画に位置付け、年間を通した歯科健康教育の実践。
生徒保健委員会による実態調査と課題解決のための取組の発表。
学校保健委員会での取組
学校・家庭・地域で、歯科健康課題並びに課題解決のための取組についての共有。
成果と今後の課題
成果
現2学年の本年度と前年度の永久歯のう歯等の状況において、未処置のう歯(C)数が前年度7本から、5本に減少した。また、う歯総数(DF)については、52本から46本まで減少した。本校の歯科受診率においては、前年度 13.3%から本年度 22.2%に増加した。
今後の課題
染め出し及びブラッシング指導時間の確保が課題である。今後は、家庭での指導と学校での指導とをつなげていく。