最優秀賞 北茨城市立関本中学校
心身ともに健やかに 生涯にわたってよりよく生活するための実践力の育成
これまでの課題と活動のねらい
課題の把握と設定状況
平成28年度に関本第一小学校、冨士ヶ丘小学校、関本中学校が併設型の学校となり、平成31年度に、茨城県学校保健・学校安全研究推進校の指定を受けて以来、小中学校が一体となって、様々な学校保健・学校安全教育に取り組んでいる。併設型のメリットを生かし、外部講師の有効活用や、家庭への啓発活動の継続、さらには、9年間を見通した学校保健計画・学校安全計画の作成など、小中連携を意識した取組の充実を図っている。これまでの取組の成果はあるものの、児童生徒一人一人の意識や家庭の協力の差が大きくまだまだ課題が残る。
これらの課題を解決するために、これまで取り組んできた実践を継続し、児童生徒の健康に対する意識の高揚を図るとともに、自ら進んで健康な生活を送ろうとする児童生徒の育成を目指している。
活動のねらい
- 児童生徒自らが健康への関心を高め、自他の健康に対する意識の高揚を図る。
- 外部講師等の人材を活用し、より専門的な知識の定着を図る。
- 保護者の参加により、家庭との連携を強化し、心身ともに健康な児童生徒育成を図る。
健康教育での主な取組
6月19日 保健集会「健康ウォークラリー!」
保健委員会の児童生徒が企画・運営を行った。縦割り班対抗のウォークラリー形式で、校舎内にある健康に関する8つの問題を解くゲームを行った。小中学生が一緒に行動しながら、健康について真剣に考えながら問題に挑戦した。問題を見て様々な意見が飛び交い、それを中学生がうまくまとめ、楽しみながら知識の定着を図ることができ、とても充実した活動となった。また、集会の最後にはよい歯の表彰も行い、全校児童生徒の前で称賛した。
7月15日 いのちの授業(小学5年生・中学3年生)
助産師の方を講師に迎え、生命の誕生についての授業を行った。生命の誕生から出産までの話を聞き改めて命の尊さを考えることができた。小学5年生は親子学習会として実施することで、保護者が我が子の成長をかみしめる様子が伺えた。中学3年生では、妊婦体験で妊娠中の大変さを体験したり、人形の赤ちゃんで抱き方を学んだりと、より実践的な体験をすることができた。
11月7日 がん予防教室(小学6年生・中学3年生)
家庭医療センター横谷医師と筑波大学医大生によるがん予防教室を行った。本市では、筑波大学と連携したがん教育を継続して実施している。中学3年生では、現役の看護師でありながらがん治療経験者の方から、実際の体験談を聞くことができた。自分だけではなく、家族や職場の方々との関わりなどを知り、その大変さを実感することができた。自分の将来のためだけでなく、家族の健康についても深く考えるよいきっかけとなった。
学校保健安全委員会(1月実施予定)
本校では、学校保健委員会を「学校保健安全委員会」として行っている。学校医やPTA役員の出席のもと、児童生徒の実態や学校での取組を伝えている。また、保健委員会の生徒による実践発表を行っている。生徒からの発表を行うことで、より保護者に寄り添ってもらえるだけでなく、生徒自身にとっても知識の定着の場として有効な機会と捉えている。
成果と今後の課題
成果
- 学校・家庭・地域・関係機関との連携により、健康に生活するための方法を学び、学んだことを積極的に発信する等、自らの健康だけでなく他者や社会に貢献できる素地を身に付けることができた。
今後の課題
- 9年間を見通して作成してある学校保健計画・学校安全計画を、より系統性のある、効果的な計画になるようブラッシュアップしていく。
- 家庭への啓発を強化し、保護者の意識高揚に寄与していきたい。