小学校口腔衛生推進事業

むし歯予防に効果的であるフッ化物洗口を、小学校において実施し、本県児童の口腔衛生の向上を図っています。

フッ化物洗口

方法

  • むし歯予防に効果があるフッ化ナトリウム溶液(900ppm)10mlを口に含み、1分間ブクブクうがいをする方法。うがい後は吐き出し、30分は飲食しない。
  • 週1回実施。

効果

  • 歯質強化、歯の再石灰化、むし歯菌の活動の抑制。特に生えたばかりの歯はもろい構造のため、永久歯が生えてくる4歳~14歳が効果的

実施の背景

  • 茨城県の児童のむし歯の状況は全国平均より悪い。
  • 全国では、フッ化物洗口を取り入れている小学校が24.4%(平成30年調査)あり、全県的に取り組んでいる県は、児童のむし歯が減少している。
むし歯のある児童の割合及び全国順位
令和2年 12歳児 平成26年 6歳児
茨城 33.2%(32位) 53.3%(29位)
全国 29.44% 47.34%
佐賀 25.3%(7位) 57.1%(41位)
新潟 17.4%(1位) 40.5%(3位)

平成26年の6歳児が、令和2年に12歳になるまでのむし歯の状況の変化。
まだ乳歯が多い6歳児の時点から、永久歯が生え揃ってくる12歳児を比較すると、フッ化物洗口を全県的に取り入れている佐賀県は、大きな改善が見られる。

12歳児一人あたりのむし歯の本数及び全国順位
茨城 全国
令和2年 0.8本(28位) 0.68本
令和元年 0.9本(30位) 0.70本
平成30年 1.0本(31位) 0.74本
平成29年 0.8本(19位) 0.82本
平成28年 1.1本(31位) 0.84本
12歳児におけるむし歯処置の割合
茨城 全国
令和2年 54.8% 57.5%
令和元年 61.4% 58.8%
平成30年 57.5% 57.8%
平成29年 61.0% 57.2%
平成28年 52.6% 56.4%

むし歯になった歯の処置(治療)割合が低い。全国も同様の状況。

お問い合わせ先

茨城県教育庁 学校教育部 保健体育課 健康教育推進室 学校保健・安全担当

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