県立水海道第一高等学校

海高式探究プログラム

外部人材の助言を受けてプログラミングに挑戦
外部人材の助言を受けてプログラミングに挑戦
ネイチャー&サイエンストラックの活動
ネイチャー&サイエンストラックの活動
海高EXPOでのステージ発表
海高EXPOでのステージ発表

水海道第一高校の海高式探究プログラム

  • 令和5年度から、総合的な探究の時間において、教育ベンチャー企業と協働
  • 教科横断的な分野の中から、1・2年次の生徒が1つ選んで学べるプログラムを開発・運営
  • 探究活動の計画・実施において中心的な役割を果たす校務分掌として、「キャリア探究部」を設置
  • 第12回キャリア教育推進連携表彰(文部科学省・経済産業省による共同実施)で最優秀賞を受賞

実施内容

  • 探究基礎:探究の意義や方法を、ワークショップを交えながら習得(外部人材を活用)
  • 専門基礎:6つの分野から1つ選んで活動(外部人材、キャリア探究部・年次の教員を配置)
  • プレゼミ:チームや個人で探究し、外部人材や教員は各チームをファシリテート
  • 海高EXPO:外部にも公開した形で成果発表会を実施

 

実際に活動した生徒の声

Q 探究活動を行ってみて、気づいたことや考えたことはありますか
A

活動を通じて、チームで協力することやコミュニケーションの大切さを改めて感じました。また、周囲から多くの刺激を受けるとともに、状況を見て判断する大切さを学びました。

Q 探究活動のポイントと思ったことを教えてください
A

継続するには、意欲を持つことが大切だと思いました。まずはやりたいことをやってほしいです。特に、身近なことから課題を見出して取り組んでみると良いと思います。

Q 今後の学校生活やキャリア形成に向けて、どのような形で生かせそうですか
A
  • 進路実現に向けて、先生や保護者としっかりコミュニケーションをとる必要がありますが、自分の意見をきちんと伝えるという点で、探究活動の経験が生かせそうで す。
  • 実験では失敗することもありましたが、その失敗を次にどう生かすのかが大事だと思いました。探究し続ける力が、普段の学習にも生かせると考えていますが、生徒会活動や将来の進路選択にも生かしていきたいです。

 

担当の先生へのインタビュー

Q キャリア教育という観点から、どのようなことを意識されていますか
A

高校1・2年次において、正解のない課題をどのように解決していくのかを体験することを意識しています。唯一の正解がないことを探究する力が求められていますが、探究活動での経験を、様々な場面で活用してくれればと考えています。

Q 校内体制を構築する上で、どのようなことを意識されていますか
A

校内体制は管理職が整備し、特に、キャリア探究部として校務分掌が立ち上がったことが一番大きいです。キャリア探究部では、毎回の授業を調整する役割を担っています。また、年次に所属する先生方を配置して、生徒との伴走をお願いしています。

Q 「海高式探究プログラム」をとおして、生徒にどのような変容が見られましたか
A

探究活動に限らず、文化祭等の特別活動や部活動でも、生徒の主体性が高まり、IBARAKIドリーム・パスへの応募など、校外活動に参加する生徒も増えています。

Q これまでの取組を振り返り、良かったと感じたことはありますか
A

探究活動を外部委託する手法は特殊かもしれませんが、キャリア探究部による調整もあって、多くの生徒が興味・関心をもって活動を進められたと考えています。また、コンテスト等への応募者が出ていることも良かったことです。

Q 課題と認識されていることはありますか
A

コンテスト応募など外部に出ていく生徒をどう増やしていくかが課題であり、探究活動に気持ちが向かない生徒の意識をいかに高めるかも課題と感じています。

Q 今後に向けて、どのような形で探究活動に取り組んでいきたいですか
A

先生方は日々の業務に追われていますので、外部委託とキャリア探究部という体制を生かして、先生方の負担を軽減しながら、生徒がやりたいことを実現できるように取り組んでいきたいと考えています。そして、総合型選抜など入試制度が多様化する中で、探究を活用した進路実現につながれば理想的と考えています。

お問い合わせ先

茨城県教育庁 学校教育部 高校教育課 指導担当

〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
電話:029-301-5251・5260
FAX:029-301-5269
メールアドレス:kokyo@pref.ibaraki.lg.jp