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県立下妻第二高等学校・鬼怒商業高等学校・境高等学校

県西地区三校合同探究発表会

境高校の生徒による発表
境高校の生徒による発表
下妻第二高校の生徒による発表
下妻第二高校の生徒による発表
他校生同士での研究協議の様子
他校生同士での研究協議の様子
今回参加した生徒の皆さんと担当の先生方
今回参加した生徒の皆さんと担当の先生方

三校合同探究発表会のねらい

  • 普段交流する機会がない他校生との意見交換によって、新たな発見が得られ、生徒の探究心に刺激を与える。
  • 探究活動で体得した学びを、日常でも生かせるようにするため、他者との共有を図り、新たな課題設定の場とする。

各学校の発表内容

境高校
  • バードトレーナーはなぜ猛禽類を手懐けることができるのか?
  • 勉強なしで人は生きていけるのか?
鬼怒商業高校
  • 古民家の有効活用手段についての検討
  • 食品ロスへの対策に関する調査と実践
下妻第二高校
  • 保育園英語プロジェクト
  • 食べ物で知るスキとキライのメカニズム
  • SNSで地域活性化を図ってみた!!

 

各学校を代表して発表した生徒の声

境高校

私は、勉強することを探究のテーマにしました。母国アフガニスタンでは、十分な教育を受けられる環境がありませんでしたが、日本には学べる環境があり、とても楽しく勉強しています。一方で、友人からは「なぜそんなに勉強するの?」と聞かれることから、「勉強なしで人は生きていけるのか?」とテーマに探究活動を進めました。

鬼怒商業高校

私たちは、結城市内にある古民家のリノベーションしたシェアスペースについて、いかにして多くの人に利用してもらえるかを探究しました。実際に施設を見学したり、外部講師による相談会にも参加したりしながら、研究計画書の作成、体験活動の実施、報告資料の作成等に取り組み、次年度にも引き継げるようにしました。

下妻第二高校

私たちは、「保育園英語プロジェクト」として、学校での英語学習を生かし幼児向け英語プログラムを考案しました。大学の先生にもご指導いただいてレッスンプランを考え、地域の保育園で実践するとともに、下妻市に協力できることを提案しました。実践を通して、何事にも挑戦する力が身に付き、地域社会の一員であることを意識するようになりました。

参加生徒の感想

  • 他校との交流は、それぞれの学校の特徴を知ることができて良かったです。面識のない他校生や先生方とのやり取りにも緊張感があり、どうすれば聴き手に上手く発表内容が伝わるかを考えるのは大変でしたが、自分の取組をいろいろな人に伝えられた達成感を得られたとともに、自分自身の成長に繋がりました。
  • 他校との交流を通して、良い刺激となっただけでなく、自身の探究活動をより深めることのできる機会となり、とても有意義な時間を過ごすことができました。
  • 他の学校がどんな探究活動を行っているかを知る機会など滅多にないため、とても貴重な経験になりました。普段の授業で学んでいることを生かして地域貢献を行うことは、私たちにとって一番のアウトプットだと思います。これからも、高校生同士の繋がりを続けて、様々な事柄に対して一緒に探究する意識を持ち続けていきたいです。

 

担当の先生へのインタビュー

Q 普段の探究活動で意識していることを教えてください
A

探究のサイクルを回しながら学びを深化させていき、「まとめ・表現」から新たな探究のサイクルが始まることを意識しています。

Q 今回の発表会を振り返られて、成果を教えてください
A

学校間の交流によって生徒の探究心が刺激されたとともに、発表会の開催に至るまでの打合せ等や準備そのものが「探究のサイクル」となって生徒の成長に繋がり、参加した三校の思いが詰まった発表会となりました。

Q 今回の発表会において、課題と感じられたことはありますか
A

「探究の主役が生徒である」ということを鑑み、質疑応答や研究協議において生徒同士の交流がもう少し活発にできるようにすべきだったと考えています。生徒の交流に向けて、発表会の在り方を再構築していきます。

Q 今後お考えの取組を教えてください
A

生徒の主体的な学びに伴走し、生徒の探究心をしっかり掴めるような授業を行っていきたいと考えています。探究活動は、人間としての在り方生き方にも繋がるものです。生徒が高校を卒業してからも、主体的に学び続けていく姿を思いながら、日々の教育活動に取り組んでいきたいです。

お問い合わせ先

茨城県教育庁 学校教育部 高校教育課 指導担当

〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
電話:029-301-5251・5260
FAX:029-301-5269
メールアドレス:kokyo@pref.ibaraki.lg.jp