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鹿行教育事務所 学校訪問

鉾田市立旭中学校 第1回学校訪問レポート

令和3年6月15日 学校訪問

6月15日(火)、教員の働き方改革実践モデル校の学校訪問(第1回)として、鉾田市立旭中学校を訪問した。指定から2か月半が経過し、現状と課題などについて、報告・意見交換をおこなった。

現状の把握と今後の改善について

教師の多忙感を軽減していくためには、現状を正確に把握するとともに、業務の整理を行い、その要因を探る必要がある。そこで、全職員で学校の業務を見直し、下表のように8項目に分け、改善の方法を検討した。

No 内容 改善の方法
1 日課の見直し 朝読書の時間を15分→10分に短縮する
2 清掃の見直し 毎日実施→週3日実施とする
3 行事等の精選 学校行事だけでなく、PTA行事を更に見直す
4 定期テストの見直し 中間テストを単元テストに変更する
5

アンケート等の処理

生徒、保護者、教職員への各種アンケートをICTを活用し処理する

6

校外行事への参加

教育効果や時間対効果を視野に入れ検討する

7

作品募集

応募作品を絞り込む

8

部活動の見直し

週休日は必ず1日を休日とする
全てを複数顧問制にし、部活動指導員を積極的に導入する

できるところから業務改善

昨年度まで、定期テストを年5回(1・2学期は中間テスト、期末テストを各1回、3学期は期末テスト1回)行っていた。今年度は、1学期の中間テストを単元テスト等に変更した。これにより、教員による問題作成の時間を削減することができるとともに、単元テストを効果的に指導と評価へ活かすことにつながった。
中学校の課題として、部活動の運営方法を大きく改善する必要がある。本校では、開始・終了時刻の繰り上げ、活動回数の削減、効果的な複数顧問制の在り方などを検討している。
また、全体の会議時間短縮のために、企画会で話し合われたことを事前にブロックで検討したり、ペーパーレス化に切り替えたりしている。
今後、教職員一人一人の意識改革を進め、できるところから業務改善に努めていく。

ICTの効果的な活用

本校でも1人1台端末が整備され、効果的な活用法を模索している。デジタル教科書やロイロノートを活用することで、教材作成時間の削減や、生徒の理解促進に寄与している。
今回のモデル校訪問に際して実施することとなった、生徒と授業者へのアンケートはパソコン入力とした。瞬時に集計結果がまとまり、集計の手間が省け、時間の短縮につながった。今後は、生活アンケートや学校評価等各種アンケート調査にICTやWeb回答を活用し、回答・集計の効率化を図っていく考えだ。

ICT支援員による授業支援

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