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県西教育事務所 学校訪問

桜川市立岩瀬西中学校 第1回学校訪問レポート

令和2年11月12日 学校訪問

11月12日(木)、教員の働き方改革実践モデル校の学校訪問の第1回目として、桜川市立岩瀬小学校と岩瀬西中学校を訪問した。モデル校の指定から1か月余りが経過し、実践研究の本格化に向けた計画の策定状況やすでにスタートした取組、今後の課題などについて報告・意見交換が行われた。

時間割の工夫

岩瀬西中では、教職員の残業時間を縮減するため、時間割の見直しを行い10月から実施している。朝の時間の精選や昼休みの短縮など、時間割を工夫することにより授業の終了時刻を早めた。これにより、部活動の開始時刻を25分繰り上げ、活動時間を確保しつつ完全下校時刻を繰り上げることができた。
また、総合的な学習の時間をまとめどりすること等によりそれまでの月曜に加え金曜も5時間授業日とし、さらには、それまで月曜のみだった休部日を月・木の2日に増やした。
こうした様々な時間割の工夫により、教職員が定時で帰れる日を設定し、時間外での勤務時間の削減を図る。

学校を挙げての取組

教職員の意識改革にも力を入れる。それまで授業のない時間(授業準備時間)を「空き時間」と呼んでいたが、これを「業務時間」と呼び方を変えた。時間割の見直し等により生み出された時間をどう使っていくのか、その意識付けが大事との考えからだ。
「学校を挙げての取組としたことが教職員の意識を変えている」と田村校長は語る。時間割の見直しにより「業務時間」を増やし、さらに学校全体として働き方改革の呼びかけを徹底して行っている。業務に効率的に取り組むことで時間を有効に活用し、早く帰ってもいいという雰囲気が職場全体にできてきたという。
さらに、働き方改革の実践モデル校として取組を始める際に、桜川市教委として保護者や地域に協力依頼したことが、滑り出しをスムーズにしたという話もあった。学校単独でなく、地域として取り組んでいくという姿勢が理解を得られたのではないか。今回の取組は市内の他の学校の関心も非常に高いという。

 

時間割を工夫して部活動の開始時間を早めた
職員室には意識改革を進める張り紙が張られている

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