笠間市では、中学校の文化活動を継続的かつ円滑に継続・推進するため、市の総括コーディネーターを中心とし、各学校の平日の部活動と、休日のかさまジュニアクラブの活動を連携させています。これにより、生徒は継続的に文化活動に親しむ機会を得ています。
笠間中学校を会場とした活動では、吹奏楽クラブと創作クラブが活動しており、指導体制として、顧問の教員と外部指導者が休日の指導にあたっています。これにより、教員は自身が情熱をもつ分野での指導環境が確保できています。また、外部指導者も指導に携わることにより、生徒はより専門的な指導を受けることができます。さらに、創作部では、生徒の興味に応じ、幅広い文化活動に触れることができます。

吹奏楽の活動と指導体制

顧問の教員が兼職兼業で指導に携わっています。指導したいという教員の意欲が活かされる環境となっています。また、顧問の教員に加え、外部指導者も指導者登録し、生徒はより専門的な指導を受けることができます。
外部指導者は、これまでの部活動に比べて活動時間が限られている中、「これまでとは違う指導の仕方を考えていかなくてはならない」とお話しされており、実際の指導場面でも、「なぜ基礎練習を行うのか」を生徒が考えられるように指導をされていました。

創作クラブの活動と多様な文化に触れる機会

創作クラブでは、笠間ならではの陶芸をはじめとする美術作品だけでなく、クリスマスツリーやパソコンプログラムなど、生徒が思い思いに様々な創作活動に取り組んでいます。指導者の先生は、個々の生徒の活動に対し、必要に応じてアドバイスを行ったり、生徒同士が積極的に関われるように声をかけたりしていました。
文化活動においては、コンクールやコンテストなど、競技性の高いものだけでなく、様々な文化に触れることが大切とされています。創作クラブの活動は、多様な活動を通じて生徒のコミュニティとしての機能を果たしているという点で先進的な取り組みです。