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鉾田市 鉾田市地域クラブ・吹奏楽(仮称)の事例

鉾田市「鉾田市地域クラブ(吹奏楽)仮称」の事例
ポイント
  • 合同部活動からの円滑な移行
  • 兼職兼業教員が移行をサポート

見学:令和7年1月25日

合同部活動からの円滑な移行

鉾田市の鉾田北中学校、旭中学校では、吹奏楽部員の減少に対応するため、2024年から部活動指導員を活用しながら合同部活動に取り組ん でいました。2024年9月からは、その仕組みを生かして、希望する中学生が参加できる地域クラブとして活動しています。この日は、コンサー トに向けて、合奏練習を行っていました。

生徒の心理面への配慮

鉾田市では、部活動を地域クラブに移行する際、指導スタイルによって生徒が混乱しないように配慮しています。合同部活動ですでに関わりのある部活動指導員を主たる指導者とし、各学校の顧問の先生が兼職兼業教員として、学校の鍵の管理やパートごとの指導サポートを行っています。地域クラブでどのような指導が行われているか、顧問の先生が理解できるので、心理的にこれまでの部活動と大きな変化はありません。その結果、学校で吹奏楽部に加入している全ての生徒が地域クラブでも活動しています。

学校施設を交代で利用

練習場所は、各学校を交代で使用しています。打楽器の運搬の必要がないほか、生徒の移動についても、保護者の協力が得られるので、大きな問題はないとのことです。現在の活動が部活動なのか、地域クラブなのか、管理側で整理をすることで、生徒にとってのスムーズな移行につながる好事例です。

兼職兼業教員の声

すでに合同部活動で、お互いの学校に行き来していましたし、主たる指導者の先生もこれまでお世話になっていた部活動指導員の先生ですので、大きな変化は感じません。生徒も最初は緊張していましたが、少しずつ関係が構築されてきたように思います。

時々にあったスタイルで

式典などの学校行事やアンサンブルコンテストなどの少人数の大会には部活動として参加しています。吹奏楽コンクールは、現状では合同部活動としての参加になります。地域クラブについては、合同部活動で演奏する曲をもっと練習したいという生徒が参加するほか、自主コンサートも計画しています。

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