神栖市「かみす地域クラブ」の事例
ポイント
- 運動クラブの仕組みを活⽤
- 兼職兼業教員や専⾨家による指導
見学:令和6年12月22日
地域クラブでもっと活動
神栖市では、2024年9⽉から市内の希望する中学⽣が参加する「かみす地域クラブ」を各中学校に⽴ち上げ、活動をしています。
軟式野球、サッカーなどの運動クラブと併せて「吹奏楽クラブ」が設置されています。今回伺ったのは、神栖第⼀中学校吹奏楽クラブです。この⽇は、⿅島吹奏楽団とのクリスマスコンサートに向けて、リハーサルをしていました。
運動クラブの仕組みを活⽤
各中学校の吹奏楽クラブでは、全ての部員ではなく、休⽇も活動したい部員が希望して参加しています(参加費⽉2,000円)。各中学校で活動しているので⽣徒や楽器の移動等が負担なく⾏われることがメリットとのことです。施設等の利⽤については、市・事務局・学校等による合意書により、運動クラブと同様の仕組みを使っています。このように、すでに運動クラブで運⽤している仕組みをうまく取り⼊れているところが参考になります。
兼職兼業教員や専⾨家による指導
クラブの指導を希望する⼩中学校の教員が兼職兼業教員として指導するほか、地域の専⾨家や愛好家の⽅々が指導を⾏います。現在は、2名体制で指導しています。より専⾨的な指導を⾏い、指導員の負担を軽減するため、指導員を増員し、指導者確保に努めています。教育委員会が中⼼となって主導し、学校と地域をつなぐ好事例です。
指導者の⽅の声(⼩学校の先⽣)
⾃分は⾳楽の教員ではありませんが、ずっと⾳楽に携わり、数多くのことを学んできました。 そのことを次の世代に伝えたいという思いで指導員をしています。仕事や家庭との関係もあるので⼤変ですが、好きなことなので、楽しく活動できています。
中学生の声
部活動の先⽣とクラブの先⽣が違うので、⼾惑うこともありますが、様々な視点から指導していただけるのがありがたいと思っています。クラブの活動が普段の部活動にも⽣きており、とても楽しいです。
お問い合わせ先
茨城県教育庁 学校教育部 義務教育課 指導担当
〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
電話:029-301-5226
FAX:029-301-5339
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