鹿嶋市 吹奏楽クラブの事例
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ポイント
- 市内の人々をつなぐ
- 「地域移行」から「地域展開」へ
見学:令和7年1月25日
文化会館運営のノウハウを生かして
鹿嶋市では、地域移行の取組について、社会教育課から鹿嶋市文化スポーツ振興事業団に委託して行っています。今回は、吹奏楽クラブとして初めての活動です。今年度は今回を含め、4回の活動を計画しています。
鹿嶋市文化スポーツ振興事業団は、高正U&Iセンターホール(文化会館)運営のノウハウを生かして、市内の教育資源をつないでいます。県立鹿島高等学校吹奏楽部の協力を得ている、というのも特徴の一つです。
市内の教育資源をつなぐ
今回のクラブで主として指導をしているのは、吹奏楽指導の実績のある退職教員です。また、「先輩から後輩に楽器を教える」という形にすることができるようにするために、県立鹿島高校吹奏楽部の全面的な協力を得て、合同練習会という形をとっています。今は鹿島高校で練習を行っていますが、令和7年度からは高正U&Iセンターホール(文化会館)で活動する予定です。地域の指導者や県立の学校など、地域の様々な所属の方に協力を得られるのは、地域とのパイプやノウハウをもつ文化スポーツ振興事業団だからこそできることです。
「地域展開」の好事例
この吹奏楽クラブは、希望者が申し込みをして参加する形で開催しています。初日は市内の多くの中学校で部活動を実施していました。このことは、部活動をそのままの形で移行するものではなく、部活動に代わる生徒の「受け皿」であるという「地域展開」の好事例であるということを示しています。
※国は2025年から「地域移行」を「地域展開」と名称変更することを示しています。
高校の先生の声
普段、文化会館を利用しているので、今回のお話をいただきました。地域の実績のある指導者の指導を受けられることは高校生にもプラスになると思いますし、楽器を後輩に教えるということも、自分の演奏スタイルを見直す、という意味でプラスになると考えています。
中学生の声
部活動以外でも吹奏楽をやりたいな、と思って参加を決めました。楽器の技術の高い高校生と一緒に演奏できるので、とても勉強になりました。機会があれば次の機会も参加したいと思います。
お問い合わせ先
茨城県教育庁 学校教育部 義務教育課 指導担当
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