美浦村 県南吹奏楽クラブの事例
ポイント
- 地域の既存の団体との協力
- 地域の既存の施設を活用
見学:令和6年10月4日(土)
地域の吹奏楽団とともに活動
美浦村では、地域で活動しているいくつかの文化団体を公認地域クラブとし、中学生が参加できるようにしています。
今回伺ったのは、県南吹奏楽クラブです。母体となる阿見吹奏楽団は30年以上の歴史があり、定期演奏会の開催や吹奏楽コンクールへの参加、依頼演奏など、精力的に活動しています。これまでは、地域の中学生への指導等を行っていましたが、団としての参加対象は高校生からでした。部活動の地域移行に当たり、美浦村からの委託を受けて、希望する中学生にも門戸を開き、活動をしています。
美浦村公認地域クラブ制度
教育委員会が設定要件を満たした既存の地域クラブを公認地域クラブとすることで、中学生の受け皿としている点が特徴的です。吹奏楽の場合、活動時間は夜間になりますが、夜間に活動しているスポーツクラブもあることを考えると、特別なことではないのかもしれません。
公認地域クラブには、優先的に村の施設(中央公民館等)を利用できるようにしたり、楽器置き場が確保できるようにしているほか、専門的な指導に対しては、指導料が支払われます。
小学校の楽器を使用
長い歴史のある団なので、大型楽器は所有していますが、小型楽器については、小学校で使用されなくなった楽器を生涯学習課に移管し、修理して地域クラブで使用できるようにしています。
吹奏楽団の方の声
中学生は10人ぐらいが参加しています。活動の中心となるコンサートでも、中学生の見せ場をつくっています。中学生は伸びしろがあり、上達が早いのがすごいと思います。
中学生の声
普段学校で演奏している曲よりレベルが高いので難しいですが、とても楽しいです。活動時間が長いのには慣れない面もありますが、大人たちが上手いので、一緒に演奏していると、上手くなれる気がします。
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