高萩市 市民吹奏楽団との連携
ポイント
- 地域の吹奏楽団との協力
- 教育委員会の役割
見学:令和6年11月24日(日)
吹奏楽文化の継承のために
高萩市では、市民吹奏楽団と連携し、中学生とともに活動する取組が行われています。
今回伺ったのは、高萩市民吹奏楽団です。高萩市を中心に38年の歴史があります。
部活動の地域移行に当たり、団員の皆さんを指導員として登録し、謝礼をお支払いする形で進めているのが特徴です。また、市民吹奏楽団自体の活動に支障がでないよう、月に1回程度の活動としています。
「先輩が後輩に教える文化」が難しくなっている現在だから
中学校においては、これまで先輩が後輩に楽器の基本を教えるという文化がありましたが、少子化の影響により、同じ楽器の先輩がいない、ということがあるようです。そのような中、長く楽器を演奏してきた団員の皆様に教えていただけるのは中学生にとってもとてもありがたいとのことです。
吹奏楽文化継承のためにみんなが協力
団員の皆さんは、吹奏楽の文化継承のため、使命感をもって取り組んでくださっているとのことです。
市教育委員会では、参加者の集約、保険の加入、活動場所の確保などを行っています。活動が軌道に乗るまでは、吹奏楽団の皆さんに任せきりにしないという姿勢が大切だということがわかります。
担当の方の声
イベントで生徒が演奏している姿を保護者の方に見ていただいているので、保護者の方も喜んでくれています。そのおかげか、送迎を保護者の方にお願いしていますが、保護者の方から御意見をいただくことはありません。細かい課題はありますが、皆さんの協力で乗り切っています。
顧問の先生の声
一緒に活動させていただくことで、校内だけで練習するより、技能の顕著な向上が見られます。また、他校の生徒とも活動するので、学校別に大会に参加する際も、仲良くしている様子が見られます。
お問い合わせ先
茨城県教育庁 学校教育部 義務教育課 指導担当
〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
電話:029-301-5226
FAX:029-301-5339
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