取手市 部活動地域移行モデル事業

ポイント
- 中編成校の拠点化
- 部活動からの緩やかな移行
見学:令和7年6月21日(土)
部活動地域移行モデル事業
取手市では、中編成の吹奏楽部を有する2校を拠点校とし、地域移行のモデル事業を進めています。十分な活動規模をもつ市内二つの中学校を拠点校とし、部活動からの緩やかな移行を進めています。
ここでは、より小規模な吹奏楽部との区別を明確にするため、30人程度の編成を「中編成」としています。
中編成校の拠点化
取手市は、十分な活動規模をもつ市内二つの中学校を拠点校に、地域クラブへの緩やかな移行を図っています。これにより、打楽器の運搬や会場確保という課題も解消しつつ、他校の生徒も活動に参加できる受け皿が整っています。兼職兼業の教員が指導者を務めることで、施設のカギ管理などもスムーズに対応できています。
部活動からの緩やかな移行
これまで部活動の外部指導者としてボランティアで携わっていた方や、兼職兼業の教員が指導に当たっています。活動場所も変わらないため、指導体制と合わせ、生徒たちは「大きく変わった」と感じることがないようです。保護者にとっても大きな変化がなく、安心して移行できます。外部指導者への謝礼支払いが可能になったり、顧問教員の負担が軽減されるケースもあったりと、持続可能な指導体制へとつながっています。
指導者の声
- 鍵の開け閉めは必要であるが、外部指導者の方が共同経営の立場となったので、大きく負担が軽減されたと感じる。
- 他校の生徒も活動できるようになるので、今後活動の充実が期待できる。これまでも指導者として、市内他校の吹奏楽部の生徒との関わりがあるので、他校の生徒にとっても参加しやすいのでは。
- これまで外部指導者として入っていたので、既に保護者の方に認知されているのでありがたい。部活動の外部指導はボランティアで行っていたが、報酬が出るようになったので、勤務先(民間企業)に兼業届を出して、副業という形にした。
中学生の声
- 特に変わった、とは感じていないが、他からの参加者がいることが楽しい。
- 外部指導の先生が指導者になり、指揮を振ってくれるので楽しみ。
お問い合わせ先
茨城県教育庁 学校教育部 義務教育課 指導担当
〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
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