牛久市では、市の生涯学習課が主体となり、牛久市中学生混声合唱団の運営をしています。この合唱団には、複数の学校の生徒が参加し、各種コンクールで実績をあげているほか、さまざまなイベントに参加しています。専門的な指導者として、合唱指導の実績のある退職教員を起用し、生徒が継続的に文化芸術活動に親しむ機会を確保しています。

校舎の活用と会場の工夫

活動会場の一つとして、小学校の校舎を休日も使用可能にしている点が特徴です。会場となっている小学校では、シルバー人材の方がスタッフとして受付を行い、音楽室などいくつかの部屋が使用可能になっています。
校舎を建設する際に、こうした休日の使用に対応できるよう機械警備にも工夫が施されていました。
また、より多くの生徒が参加できるよう、校舎の他に市の中心部にある生涯学習センターも会場として活用し、会場を分散させています。

専門的な指導者の活用と指導体制

合唱指導で様々な大会で入賞してきた実績をもつ退職教員が指導をしています。現在は、勤務していた学校の生徒が中心ですが、他の学校の生徒も入団しています。活動時間が限られているため、効率的な指導を実現するためにパートごとに指導員を配置する工夫をしています。

地域との交流

市の行事での演奏に向けた練習が行われるなど、活動の成果を地域に発信する機会を得ています。各種コンクールへの参加と合わせて、生徒は学校の枠を超えた活動経験を積んでいます。