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「東関東の盆綱」総合調査事業

「東関東の盆綱」とは

茨城・千葉両県にわたって広く分布する盆行事の一つで、子供たちが藁綱を曳いて先祖の霊を送り迎えするのが特徴です。
盆中の先祖祭祀の一端を示すだけでなく、先祖の霊の依代として龍や蛇に模した藁綱を用いるなど、水神信仰的な性格もみられる地域もあります。
また、分布域周縁の綱引き習俗や遠く九州地方に分布する類似例との関連も注目され、我が国の盆綱や綱引き習俗を考える上で貴重なものとなっています。

調査概要

少子高齢化が進行し、地域のつながりが疎遠となりつつある中で、年々「盆綱」が行われることが少なくなってきている現状があります。
そのため、「東関東の盆綱」は平成27年3月に「記録作成の措置を講ずべき無形の民俗文化財」(国選択)に選択されたところです。
県では、県内における「盆綱」の分布や実施状況、特徴及び諸課題について聞き取りや記録保存を行い、さらには古文書や伝承等の調査を行いました。

調査報告書

東関東の盆綱

「東関東の盆綱」総合調査報告書(茨城編)

本文(20MB)

お問い合わせ先

茨城県教育庁 総務企画部 文化課 有形・無形文化財担当

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