子どもへのかかわり方5つのポイント

ポイント1 家庭を安らぎの場所に

新しい環境の中で、子どもたちは想像以上に様々なことに取り組んでいます。
元気そうに見えても、意外に疲れている時もあります。
家庭でほっと一息ついてゆっくり安らぐことが、明日へのエネルギー源になります。

ポイント2人間関係の基盤作りを

自立するためには、友人との結びつきを深め、互いに悩みを話し合ったり支え合ったりできる関係が大切になります。
家庭での何気ない日常会話や、一緒に何かを楽しむことなど、家族と心を通わせるかかわりを大切にしましょう。
その中で、人に対する信頼感や人との交流の仕方を学ぶことが、友人関係作りの基盤になります。

ポイント3 自立を促すかかわりを

自立した大人になるということは、「自分で選択し」「自分で決定し」「自分で行動したことに責任を取る」。ことが、できるようになることです。
自立のためには、保護者が口や手を出しすぎず、自分なりのペースで行動するまで待ち、少しずつお子さんに任せていくことが大切です。

ポイント4 我慢する心とルールを守る心を育てるかかわりを

学校でも家庭でも、「してはいけないこと」「許されないこと」「しなくてはいけないこと」 があります。
まずは、「“やりたい気持ち”“やりたくない気持ち”はわかるよ」と、言葉で伝えてあげることが大切です。それから、「なぜしてはいけないのか」「許されないのか」「しなくてはならないのか」について話し合ってみましょう。
そのようなやり取りを通して、我慢する心とルールを守る心が育っていきます。
すぐにうまくいかなくても、やろうとする気持ちや少しでもできていることを認め、根気強く話し合っていくことが大切です。

ポイント5 温かく見守るかかわりを

思春期は、第二次性徴が現れ、性差がよりはっきりし、体格の差も広がります。
強い性衝動に戸惑ったり、ほかの子と比較して劣等感を抱いたりしがちです。
体は大人びて、口では反抗的なことを言っていても、「家族から愛されたい」「認められたい」「わかって欲しい」と思っているのも、この時期の特徴です。
保護者が温かく 見守ってくれることは、子どもにとって大きな支えになります。

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