子どもへのかかわり方10のヒント

ヒント1

様々な変化が起こり、それに戸惑う時期でもあります。
心も体も成長し、個性が育ってきているという受け止め方をしてあげましょう。
子どものありのままを認めることばをかけてあげましょう。

ヒント2

短時間であっても、1日1回は子どもの話に耳を傾けませんか。
まずはていねいに、子どもの話を聞いてみることがコツです。
塾や習い事への送迎のときなどのちょっとした時間の何気ない会話を大事にすることも、子どもの世界を理解する機会になります。

ヒント3

「〇〇したら」と助言する前に、まず子どもの感じていることや考えが分かるように、子どものペースに沿って話を聞いてみましょう。
子どもはアドバイスを求めているというより、困ったことや嫌だったことを「話したい」「聞いてほしい」と思っている場合も多いものです。

ヒント4

「親は忙しそうだから、・・・」と相談することをためらう子どももいます。
「後でね」と言ったときには忘れずに、何らかの方法で働きかけてあげましょう。
話しかけたら保護者は聞いてくれると、子どもが感じられるような関わりを心がけましょう。

ヒント5

「悩み」は成長のあかしでもあることを伝えてあげましょう。
「悩みをもってもおかしくないんだ」と安心して話せるようになることもあります。
すぐに「悩み」を解決する魔法のような方法はあまりありません。それよりも、一緒に悩み、一緒に考えるということ自体が大切です。

ヒント6

子どもはいろいろな可能性をもっています。
子どもの好きなことや得意なことに目を向けてみましょう。
子どもの興味関心や特技は将来につながることがあります。
子ども自身が自分の個性を理解し、進路や将来像を明確にしていく手助けになるでしょう。

ヒント7

子どものできないことに目を向けるよりも、うまくいっているところを見つけて、伝える言葉かけをしましょう。
うまくいっているところを認めてもらうと、自信がもてて、いろいろなことに取り組もうと、前向きな気持ちになれるものです。

ヒント8

主語のあるきちんとした対話を心がけましょう。
「○○は、そう思うんだ」「お父さん(お母さん)はこう考えるけど、どう思う?」などの言い方です。
それは、子どもが自分を尊重されていると感じることにつながり、自分自身の考えをもった大人としての成長につながります。

ヒント9

保護者の考えを伝えるだけの一方通行ではなくて、「あなたはどう」と一歩引いて子どもの話を聞いてみる「ゆとり」が大切です。
時間はかかっても話し合うことで、子どもは「話してよかった」「また何かあったら相談しよう」と思えることでしょう。

ヒント10

保護者自身が今を充実して過ごしている姿を見せましょう。
「いきいきしていて素敵だな」「大人になるっていいな」という思いにつながるメッセージになります。
保護者のみなさまも、自分のために使う時間をぜひ大切にして下さい。

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