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「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」について

本調査は、文部科学省が全国調査として実施したものですが、茨城県(国公私立学校)におけるデータは以下のとおりです。

令和5年度概要

暴力行為の発生件数

  • 暴力行為は前年度と比べ、小学校、中学校、高等学校とも増加した。児童生徒1,000人当たりの発生件数は16.1件(前年度12.1件)である。
  • 暴力行為を内容別に見ると、「対教師暴力」は526件(前年度(309件)より217件増加)、「生徒間暴力」は3,750件(前年度(2,872件)より878件増加)、「対人暴力」は33件(前年度(23件)より10件増加)、「器物損壊」は712件(前年度(578件)より134件増加)である。
全国
区分 令和4年度 令和5年度
小学校 61,455件 70,009件
中学校 29,699件 33,617件
高等学校 4,272件 5,361件
95,426件 108,987件
茨城県
区分 令和4年度 令和5年度
小学校 2,598件 3,633件
中学校 1,047件 1,215件
高等学校 137件 173件
3,782件 5,021件

いじめの認知件数

  • いじめの認知件数は、小学校、中学校、高等学校で増加し、特別支援学校で減少している。
  • 児童生徒1,000人当たりの認知件数は、84.1件(前年度77.8件)である。
  • いじめの現在の状況で「解消しているもの」の件数の割合は、前年度と比べ全体で 1.3ポイント減少している。
  • いじめ発見のきっかけを構成比で見ると、「アンケート調査など学校の取組により発見」が48.6%(前年度53.8%)で最も多い。「本人からの訴え」は19.4%(前年度17.3%)、「学級担任が発見」は10.4%(前年度10.0%)である。
全国
区分 令和4年度 令和5年度
小学校 551,944件 588,930件
中学校 111,404件 122,703件
高等学校 15,568件 17,611件
特別支援学校 3,032件 3,324件
681,948件 732,568件
いじめが解消している割合 77.1% 77.5%
茨城県
区分 令和4年度 令和5年度
小学校 19,537件 20,512件
中学校 4,735件 5,731件
高等学校 289件 358件
特別支援学校 89件 74件
24,650件 26,675件
いじめが解消している割合 81.9% 80.6%

小・中学校長期欠席者数

長期欠席者とは病気・経済的理由・不登校・その他の理由により年度間に30日以上欠席した者をさす。(「児童・生徒指導要録」の「欠席日数」欄の日数が30日以上欠席した児童生徒数)

  • 不登校児童生徒数について、小学校・中学校とも減少した。(令和4年度まで小学校は7年連続で増加、中学校は10年連続で増加していた。)
  • 1,000人当たりの不登校児童生徒数は、小学校21.6人(全国21.4人)、中学校66.8人(全国67.1人)であり、全国と比べ、小学校は+0.2人、中学校は-0.3人である。
  • 不登校児童生徒の欠席期間別人数は、以下のとおりである。※( )内は、不登校児童生徒に占める割合
    50日以上欠席している者は、小学校2,215人(74.4%)、中学校4,105人(82.0%)、全体6,320人(79.1%)
    90日以上欠席している者は、小学校1,424人(47.8%)、中学校3,015人(60.2%)、全体4,439人(55.6%)
    出席日数が10日以下の者は、小学校228人(7.7%)、中学校516人(10.3%)、全体744人(9.3%)
    出席日数が0日の者は、小学校60人(2.0%)、中学校120人(2.4%)、全体180人(2.3%)
全国
区分 令和4年度 令和5年度
国公私立小・中学校長期欠席者数 460,648人 493,440人
うち不登校児童生徒数 299,048人 346,482人
うち小学校不登校児童数 105,112人 130,370人
うち中学校不登校生徒数 193,936人 216,112人
茨城県
区分 令和4年度 令和5年度
国公私立小・中学校長期欠席者数 14,358人 13,547人
うち不登校児童生徒数 8,577人 7,987人
うち小学校不登校児童数 3,288人 2,978人
うち中学校不登校生徒数 5,289人 5,009人

高等学校不登校生徒数

  • 高等学校における不登校生徒数は716人、1,000人当たり10.2人(前年度686人、1,000人当たり9.6人)で、1,000人当たりの不登校生徒数は、全都道府県で2番目に少ない値である。
全国
区分 令和4年度 令和5年度
国公私立高等学校 60,575人 68,770人
茨城県
区分 令和4年度 令和5年度
国公私立高等学校 686人 716人

中途退学生徒数

  • 高等学校における中途退学生徒数は、増加している。
  • 中退事由は、「学校生活・学業不適応」が38.8%で最も多く、以下「進路変更」が24.4%、「病気・けが・死亡」が9.8%、「学業不振」が6.4%、「経済的理由」が5.0%、「問題行動等」が3.0%、「家庭の事情」が2.9%である
全国
区分 令和4年度 令和5年度
国公私立高等学校 43,401人 46,238人
茨城県
区分 令和4年度 令和5年度
国公私立高等学校 1,679人 1,836人

それぞれの数値は、国公私立学校のデータを集計したものです。
小学校には、義務教育学校前期課程を含みます。
中学校には、義務教育学校後期課程及び中等教育学校前期課程を含みます。
高等学校には、全日制校、定時制校、通信制校及び中等教育学校後期課程を含みます。
全国のデータは文部科学省のホームページをご覧ください。

お問い合わせ先

茨城県教育庁 学校教育部 義務教育課 生徒支援・いじめ対策推進室

〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
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