令和3年度概要
暴力行為の発生件数
- 暴力行為は前年度と比べ、小学校、中学校、高等学校とも若干増加したものの、ほぼ同じ水準である。児童生徒1,000人当たりの発生件数は7.3件(前年度7.1件)である。
- 暴力行為を内容別に見ると、「対教師暴力」は192件(前年度(309件)より117件減少)、「生徒間暴力」は1,715件(前年度(1,517件)より198件増加)、「対人暴力」は34件(前年度(31件)より3件増加)、「器物損壊」は316件(前年度(358件)より42件減少)である。
全国
区分 |
令和2年度 |
令和3年度 |
小学校 |
41,056件 |
48,138件 |
中学校 |
21,293件 |
24,450件 |
高等学校 |
3,852件 |
3,853件 |
計 |
66,201件 |
76,441件 |
茨城県
区分 |
令和2年度 |
令和3年度 |
小学校 |
1,479件 |
1,499件 |
中学校 |
638件 |
650件 |
高等学校 |
98件 |
108件 |
計 |
2,215件 |
2,257件 |
いじめの認知件数
- いじめの認知件数は、小学校、中学校、特別支援学校で増加し、高等学校で減少している。
- 児童生徒1,000人当たりの認知件数は、72.6件(前年度68.9件)である。
- いじめの現在の状況で「解消しているもの」の件数の割合は、前年度と比べ全体で 6.9ポイント増加している。
- いじめ発見のきっかけを構成比で見ると、「アンケート調査など学校の取組により発見」が55.6%(前年度53.8%)で最も多い。「本人からの訴え」は16.7%(前年度16.8%)、「学級担任が発見」は10.6%(前年度11.8%)である。
全国
区分 |
令和2年度 |
令和3年度 |
小学校 |
420,897件 |
500,562件 |
中学校 |
80,877件 |
97,937件 |
高等学校 |
13,126件 |
14,157件 |
特別支援学校 |
2,263件 |
2,695件 |
計 |
517,163件 |
615,351件 |
いじめが解消している割合 |
77.4% |
80.1% |
茨城県
区分 |
令和2年度 |
令和3年度 |
小学校 |
17,791件 |
18,407件 |
中学校 |
3,643件 |
4,219件 |
高等学校 |
204件 |
158件 |
特別支援学校 |
84件 |
90件 |
計 |
21,722件 |
22,874件 |
いじめが解消している割合 |
78.3% |
85.2% |
小・中学校長期欠席者数
長期欠席者とは病気・経済的理由・不登校・その他の理由及び出席停止・忌引き等により年度間に30日以上欠席した者を指す。
- 不登校児童生徒数について、小学校は6年連続で増加、中学校は9年連続で増加している。
- 1,000人当たりの不登校児童生徒数は、小学校15.7人(全国13.0人)、中学校54.4人(全国50.0人)であり、全国と比べ、小学校・中学校とも多い。
- 不登校児童生徒の欠席期間別人数は、以下のとおりである。※( )内は、不登校児童生徒に占める割合
90日以上欠席している者は、小学校730人(32.6%)、中学校2,214人(53.1%)、全体2,944人(45.9%)
出席日数が10日以下の者は、小学校119人(5.3%)、中学校450人(10.8%)、全体569人(8.9%)
出席日数が0日の者は、小学校32人(1.4%)、中学校106人(2.5%)、全体138人(2.2%)
全国
区分 |
令和2年度 |
令和3年度 |
国公私立小・中学校児童生徒数 |
287,747人 |
413,750人 |
不登校児童生徒数 |
196,127人 |
244,940人 |
うち小学校不登校児童数 |
63,350人 |
81,498人 |
うち中学校不登校生徒数 |
132,777人 |
163,442人 |
茨城県
区分 |
令和2年度 |
令和3年度 |
国公私立小・中学校児童生徒数 |
6,629人 |
10,542人 |
不登校児童生徒数 |
4,552人 |
6,411人 |
うち小学校不登校児童数 |
1,533人 |
2,240人 |
うち中学校不登校生徒数 |
3,019人 |
4,171人 |
高等学校不登校生徒数
- 高等学校における不登校生徒数は583人、1,000人当たり8.0人(前年度552人、1,000人当たり7.3人)で、1,000人当たりの不登校生徒数は、全都道府県で2番目に小さい値である。
全国
区分 |
令和2年度 |
令和3年度 |
国公私立高等学校 |
43,051人 |
50,985人 |
茨城県
区分 |
令和2年度 |
令和3年度 |
国公私立高等学校 |
552人 |
583人 |
中途退学生徒数
- 高等学校における中途退学生徒数は、増加している。
- 中退事由は、「学校生活・学業不適応」が40.4%で最も多く、「進路変更」が19.1%、「学業不振」が13.4%、「家庭の事情」が8.6%である。
全国
区分 |
令和2年度 |
令和3年度 |
国公私立高等学校 |
34,965人 |
38,928人 |
茨城県
区分 |
令和2年度 |
令和3年度 |
国公私立高等学校 |
1,046人 |
1,169人 |
それぞれの数値は、国公私立学校のデータを集計したものです。
小学校には、義務教育学校前期課程を含みます。
中学校には、義務教育学校後期課程及び中等教育学校前期課程を含みます。
高等学校には、全日制校、定時制校、通信制校及び中等教育学校後期課程を含みます。
全国のデータは文部科学省のホームページをご覧ください。