県立高校等における医学コースの設置
茨城県医師不足緊急対策行動宣言に基づき、『医志』の実現を全力バックアップするための具体的な取組の一つとして、県立高校等に医学コースを設置し、医師を志す若者の医学部進学の夢を応援し、将来の茨城の医療を担う医師養成を図ります。
県立高校等における医学コースの設置について
対象
日立第一、水戸第一、土浦第一、並木中等、古河中等の2019年度入学生(中等は後期課程進級生)から
医学コース設置のねらい
2年生から医学部進学希望者が共に学ぶコースを編成し、高い目的意識をもって活動、医師という職業の理解や使命感を育成します。
- 高校2年の学年へ進級する際に、医学コースを選択できます。
- 入学者選抜、高校1年の学年のクラス編制は、従前のとおりです。
医学部進学の夢を実現するための主な取組
高校1年の学年から、医学に関する研究会の開催
病院や大学等との連携による体験実習や講演会を通して、豊かな人間性と高い倫理観を育み、茨城の地域医療を担う人材を育成します。
外部連携による充実したサポート
予備校等と連携した面接・小論文指導等、医学部進学指導体制の確立
習熟度別指導等の実施
より高いレベルの学力を育成
各校の主な取組と特徴
日立第一 医学部研究会
- 中高一貫校の特長を生かし、中学3年から早期に取組を始めます。高入生は内進生と同等な研修を高校1年で取り組めます。
高入生…高校から入学
内進生…附属中から進学 - 高校1年以降の課外授業は、高入・内進生合同による切磋琢磨できる環境のもと、計画的かつ継続的に実施し、個々の学力向上を図ります。
- 白堊研究I・II・IIIでは、SSHの経験を活かした研究活動を通して、探究心を育成します。
水戸第一 医学研究会
- 医師・医学生として活躍する数多くの先輩の協力を得て、医学の道への志を育みます。
- 課題探究活動や医大・病院での体験学習を通して、医学・医療の世界に近づきます。
- 東大志望者等と切磋琢磨しながらハイレベルな学習を展開し、高い学力を身につけます。
- 予備校と連携して合格に必要な実戦的な力を養成します。
土浦第一 医学研
- インプット活動。医師を知るための各種体験学習を行います。
- アウトプット活動。生徒相互の学び合いや発表会を通して、主体的に行動する態度を養います。
- 日頃の高度な授業等に加え、数学・理科等のハイレベルな学力養成を行います。
- 医療テーマや遺伝子について実験・講義等で学習します。
並木中等 MSP(メディカル・サイエンス・プログラム)
- 中等教育学校の特徴を活かして、3年次(中3)から医学ゼミに参加し、「医志」を育む体験活動を実施します。
- 4年次(高1)から6年次(高3)の理数探究(医学ゼミ)において、医療分野に関するテーマで探究活動を行います。
- 多様なプログラムを通して医師として、必要な資質・能力と高い学力を身に付けるとともに豊かな人間性を養います。
古河中等 医学進学研究会
- 大学の医学部や病院、医療機関と連携し、講義や見学・体験の場を幅広く設けます。
- 5年次から医学部や難関大学進学希望者が同じクラスで切磋琢磨するとともに、外部とも連携して医学部進学に向けた学習指導、個別指導を充実させます。
- 医師を志す意識を高め、将来医師として活躍・貢献するための資質を育みます。
お問い合わせ先
茨城県教育庁 学校教育部 高校教育課 指導担当
〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
電話:029-301-5251・5260
FAX:029-301-5269
メールアドレス:kokyo@pref.ibaraki.lg.jp