8月18日(金)、茨城県教育研修センターで、希望研修「不登校対応研修講座」が開かれました。この講座は、登校しない子供たちへのよりよい支援について考えることを目的とし、希望した県内の教員72人が参加しました。

午前の講義・演習では、茨城大学の金丸隆太准教授からお話をいただきました。金丸准教授は「不登校の価値観を変え、子供たちに適した学びを」と、子供たちが自らの力を発揮しやすい学びの場を見つけることの重要性を強調されていました。

午後の講義・演習、研究協議では、「登校しない子供たちがどのような状況にあるか、子供の声に徹底的に耳を傾けよう」、「子供に自信を与えるにはどうしたらよいか」、「どのようにチームとして関わるとよいか」等、子供の視点に立った支援方法についてグループで意見を出し合いました。

受講者からは、「価値観が変わりました。その子にとって、何が一番大切なのかをこれからも考えて行動していきたいです。」、「グループの先生方と熱のこもった意見交換をすることができました。夏休み明け、まずは生徒の声にどこまでも耳を傾けてみようと思います。」、「子供の良さや長所はどこか、どんなことに関心があるのか等を、接していく中で見付けて、認めたり、支援に生かしたりしていきたいです。」といった声が多数聞かれました。

1日の講座を通して、登校しない子供たちへの具体的な支援について考え、明日からの教育活動に生かそうと、意識を高め合うことができました。