茨城県教育委員会 > フォトニュース > プログラミング・エキスパート育成事業「第3回エキスパート・トップ対面研修会」を開催

フォトニュース

プログラミング・エキスパート育成事業「第3回エキスパート・トップ対面研修会」を開催

令和7年1月13日
対面研修会全体の様子
アクティビティ「AIストライク」に取組む様子
メインコンテンツ「モブプログラミング」で協力して開発する様子
集合写真

1月13日(月)茨城県から国際情報オリンピックへの出場を目指すべく、「エキスパート」として選出された県内トップレベルの高校生競技プログラマー4名とゲーム開発等に高い関心を持つ県内中高生110名から選抜された「トップ」40名を対象とした第3回対面研修会をBIZcomfort水戸で開催しました。
今回の研修会ではまず、アイスブレイクとして、画像生成AIのよりよいプロンプトを協力して考えるアクティビティ「AIストライク」を実施しました。このアクティビティは制限時間内に画像生成AIを活用し、決められたキャラクターにより近い画像が生成できるよう、グループごとでプロンプトを考案するワークショップで、グループで積極的に意見を出し合うなど、試行錯誤する姿がみられました。参加者からは「それぞれの意見を取り入れながらAIに指示するのが難しかった。」「グループの人との仲を深められた。」などの感想がありました。
そして、本事業で10月から提供しているプログラミングスクールで学んできたことを活かすため、メインコンテンツとして、「モブプログラミング」を実施しました。「モブプログラミング」とは、3~4人のグループでコードを入力する人(ドライバー)と指示役(ナビゲーター)に分かれ、1台のコンピュータを使用し、協力しながらシステムを開発する手法です。今回は、ボールが落下しないようにコースの上を転がす3Dゲームや茨城県の魅力を発信するWebサイトをその場で作り上げました。参加者からは、「自分と違う意見が出てより良い作品をつくることができた。」「ひとりではわからない技術などを知ることができ、チーム開発の練習ができた。」などの感想がありました。
また、本研修会の終盤では、モブプログラミングの作品を発表し、実際に体験することやプログラミングスクールで現在作成しているゲームやWebサイトの内容や進捗状況を相互に発表しました。参加者からは、「他の人の作品を見て、良い点を次へ活かそうと考えることができた。」「自分の開発しているものを他の人に発表することで、モチベーションが向上した。」等の感想がありました。
参加者がこの対面研修会を通じて協力することの大切さや、これからの実社会で国際的に活躍するための知識や技術を学べる機会となり、充実した研修会となりました。
なお、本研修会は、 前県教育委員会委員の市原健一氏の寄附金により開催されており、参加者からも感謝の声が聞かれました。

お問い合わせ先

茨城県教育庁 学校教育部 高校教育課 管理担当

〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
電話:029-301-5245・6045
FAX:029-301-5269
メールアドレス:kokyo@pref.ibaraki.lg.jp