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雲研究者である荒木健太郎さんより、著書を寄贈していただきました。
11月17日(月)、雲研究者である荒木健太郎さんから、著書『すごすぎる天気の図鑑 防災の超図鑑』を、県立・公立・市町村立・私立の県内すべての小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校に1冊ずつ寄贈していただくこととなり、県庁舎22階の教育長室で寄贈式が行われました。
映画『天気の子』の気象監修者としても有名な荒木さんは、茨城県出身であり、現在はつくば市にある気象庁気象研究所で、主任研究官として災害をもたらす雲のしくみの研究に取り組まれています。
令和4年度に『すごすぎる天気の図鑑』及び『もっとすごすぎる天気の図鑑』(KADOKAWA)を、令和6年度には『読み終えた瞬間、空が美しく見える気象のはなし』(ダイヤモンド社)、『てんきのしくみ図鑑』(Gakken)を寄贈していただきましたが、今回は、分かりやすく図やイラストで防災知識について解説されており、「サバイバルになる前の防災の意識を大切に」、「いざという時に行動に移せるように」という荒木さんの熱い思いが伝わる著書を寄贈いただきました。
荒木さんは、柳橋常喜教育長との懇談の中で、「様々な自然災害の仕組みと日頃の備え、被害とその支援などについて網羅的に伝える内容であり、子供たちだけではなく危機管理的な観点で先生方も手に取ってほしい。」と述べられていました。
柳橋教育長からは、学校全体の防災意識向上やハザードマップの必要性などを、今後も日頃の学校教育を通して伝えていきたいという発言がありました。また、荒木さんは、いばらき教育アドバイザーにも就任されており、本県の教育に日頃より尽力いただいているため、探究的な学びの推進に御協力を賜っていることへの感謝の念も述べられました。
今回の寄贈により、各学校の学校図書館でいつでも読めるようになります。これらの本を読んだ児童生徒の皆さんが、気象や防災、理科について興味をもってくれることを期待します。