ひたちなか市立長堀小学校

取組:ネットワーク社会における情報機器の適切な使用の在り方

情報モラルについての発達段階に応じた目標を年間指導計画に位置付け、計画的に情報モラル教育を実践することにより、児童はネットワーク社会におけるマナーや適切な情報機器の活用について理解を深めることができた。

取組内容

情報教育年間指導計画の作成

インターネット利用並びに情報発信に関する校内規定や、コンピュータの基本操作指導計画、学年ブロック別指導計画等を明記した「情報教育年間指導計画」を策定している。計画には、各学年別目標の中に「情報モラル」の目標を設定し、発達段階に応じた指導の充実を図っている。

学年 情報モラルについての目標(一部)
1・2年
  • パソコン室の約束を守ることができる。
  • 自分の思いを言葉に気を付けて正しく伝えようとする。
3・4年
  • 正しい情報、必要な情報の判断ができる。
  • 承諾を得て写真、映像などを取ったり活用したりできる。
5・6年
  • 有害情報が存在することを踏まえ、正しい情報や必要な情報の判断を行い、自ら正しい情報を発信できる。
  • 著作権の意味を知り、それを守って作品を発信することができる。
  • 個人情報保護の大切さに気付き、プライバシーを尊重することができる。
授業におけるネットワーク社会のマナーについて考える場の設定

情報機器を適切に使用し、情報モラルについての考えを深めるために、6年の学級活動において次の授業を行った。

  • 携帯電話やスマートフォンに対するイメージをマップに表し、それぞれがどんなイメージをもっているかを共有する。
  • 携帯電話のマナーとルールについてのビデオを視聴し、携帯電話の利便性と危険性についての理解を深め、正しい使用法について考える。
  • 情報モラル学習教材(事例に基づく仮想体験)を用いて、情報機器の適切な使い方についての理解を深める。
保護者への啓発

毎年、学年始めの保護者会で情報モラルについての啓発資料を配付し、携帯電話やスマートフォン、携帯ゲーム機等の情報機器の適切な利用について家族で話し合ってもらうように依頼している。

成果

  • 年間指導計画に情報モラルについての目標を明記し共有することによって、教職員の共通理解が図られ、同一歩調で情報モラル教育を実践することができている。
  • 授業で情報モラルについて考える場を設けたことにより、ネットワーク社会におけるマナーについて児童個々が考えを深め、ルールやきまりを守って情報機器を活用しようとする意識が醸成された。
  • 保護者会で情報機器の安全な使い方についての話題を提供することにより、情報機器使用時のマナーやルールについて啓発をすることができ、保護者の情報モラルについての関心が高まった。

課題

  • 各教科等との連携を図った情報モラル教育の実践と、保護者へのさらなる啓発が課題である。

関連リンク

長堀小学校ホームページ

お問い合わせ先

茨城県教育庁 学校教育部 義務教育課 生徒支援・いじめ対策推進室

〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
電話:029-301-5229
FAX:029-301-5339
メールアドレス:gikyo@pref.ibaraki.lg.jp