5つの視点 〜お子さんが中学校生活を楽しく送るために〜

家庭を安らぎの場所に

中学校では教科担任制や部活動など新しいことがいっぱいです。勉強も難しくなり、高校受験や進路決定を控えて、学習面の不安やストレスも大きくなります。
新しい環境への緊張感や気遣いなどで、子どもたちは想像以上に疲れています。家庭でほっと一息ついてゆっくり安らぐことが、明日へのエネルギーの源になります。

人間関係の基盤づくりを

自立するためには、友人との結び付きを深め、互いに悩みを話し合ったり支え合ったりできる関係が大切になります。
家庭での何気ない日常会話や、いっしょに何かを楽しむことなど、家族と心を通わせるかかわりを通して、人に対する信頼感や人との交流の仕方を学ぶことが、友人関係づくりの基盤となります。

自立を促すかかわりを

自立した大人になるということは、「自分で選択し」「自分で決定し」「自分で行動したことに責任をとる」ことができるようになることです。
そのためには、親が口や手を出しすぎず、自分なりのペースで行動するまで待ち、少しずつお子さんに任せていくことが大切です。

我慢する心と、ルールを守る心を育てるかかわりを

学校でも家庭でも、「してはいけないこと、許されないこと、しなくてはならないこと」があります。お子さんのやりたい気持ちや、やりたくない気持ちを分かってあげた上で、なぜ「してはいけないのか、許されないのか、しなくてはならないのか」をしっかり話し合い、ルールを守る心を育てることが大切です。
すぐにうまくいかなくても、少しでもできていることや、やろうとする気持ちを認め、根気強く話し合っていくことが大切です。

温かく見守るかかわりを

第二次性徴が現れ、性差がよりはっきりし、体格の差も広がります。また、強い性衝動に戸惑ったり、劣等感を抱いたりしがちです。
体は大人び、反抗的なことを言っていても「親から愛されたい」「認められたい」「分かってほしい」と思っているのも、この時期の特徴です。

お問い合わせ先

茨城県教育庁 学校教育部 義務教育課 生徒支援・いじめ対策推進室

〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
電話:029-301-5229
FAX:029-301-5339
メールアドレス:gikyo@pref.ibaraki.lg.jp