東海村立村松小学校

実践研究テーマ

地域コミュニティと連携した学校教育活動の充実

学校全体としての取組

地域コミュニティとの連携によるビオトープの管理と維持

本校には、海岸段丘の高低差を利用した学校ビオトープがあり、そこに生息する豊富な野生生物は、生きた自然体験の教材として学習に活用されている。ビオトープ委員会が管理や観察の活動を行っている。ビオトープの維持管理には、長年にわたり地域コミュニティの方々が除草やベンチ等の設置に尽力してくれている。

地域の方々の協力による「村小まつり」での昔遊び体験の実施

本校では、PTAや地域コミュニティの協力を得て「村小まつり」を開催している。昔遊び体験では、地域コミュニティと連携して年長者の協力を得て、コマ回しや紙飛行機などの遊びを広く体験することができた。

地域コミュニティの協力によるミカン栽培

敷地や斜面にミカンの植樹が行われており、地域コミュニティの協力で維持管理がなされている。収穫したミカンは給食時に配食され、毎年、児童が楽しみにしている。収穫時には、児童と地域コミュニティの方々で交流がもたれている。

地域自治会の夏祭りや陶芸教室への参加

地域自治会や青少年育成会議では、夏祭りやウォークラリーをはじめとした様々な催しを開催している。夏祭りでは本校児童がソーラン踊りを披露している。フードフェスタでは吹奏楽部が演奏を披露している。敬老会には低中学年の児童が参加して、高齢者との交流活動を行っている。

学習活動に対する協力

学習活動では、ビオトープに生息するホタルの飼育や観察に取り組んでいる。地域の専門家の協力で学習会や観察会を開催している。また、クラブ活動では、野鳥観察クラブに地域の専門家の方々が指導に当たってくれている。パンポンクラブでは地域自治会の方々が指導やコートの設営に当たってくれている。

家庭・地域等との連携の工夫点

コミュニティ・スクールを中心として、学校、PTA、自治会や商工会、地域コミュニティ、地域事業所など複数の団体で情報交換を行うことにより、互いの活動内容を把握し、適切な時期に適切な援助ができるようにしている。

事業の成果と課題

成果

  • 学校運営協議会の開催により、意見を交換することで、各団体それぞれの役割が明確化され、学校に対する持続的な支援が可能となった。各団体とも子どもたちのことをよく理解しており、協力的であり、様々な活動をスムースに進めることができた。

課題

  • 保護者アンケートによると、地域行事への参加についてはコロナ禍以前までは戻っていない。今後は、さらに保護者と地域が連携できるような機会を作っていきたい。

 

令和4年度 モデル校での取組

お問い合わせ先

茨城県教育庁 総務企画部 生涯学習課 学習支援担当

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