いばらきの文化財

国選択 記録作成等の措置を講ずべき無形・民俗文化財

大串のささらばやし

おおくしのささらばやし

水戸市

大串稲荷神社の祭礼に、江戸時代中期頃から氏子たちが年番を決め、無病息災・五穀豊穣等を願って、「ささらばやし」を奉納したのが起源とされる。
ささらは、底なし舞台の中で、竹竿の先に付けた獅子頭を繰り舞わせる棒ささらである。
獅子は雄獅子・雌獅子・子獅子の三体からなり、囃方(はやしかた)の大太鼓・小太鼓・鉦・笛・唄に合わせて、獅子舞を演じる。
内容は、はぐれ子獅子を親獅子が探し求める悲しい場面や、親子が巡り合って互いに喜びあう場面などがある。
棒ささらは本県の水戸・石岡地区に集中し、他県には見られない民俗芸能で、全国的にも珍しい。
文化庁選択芸能(昭和48年11月5日)。

大串のささらばやし

指定年月日 昭和48年11月5日
所在地 水戸市大串町
保護団体 ささらばやし保存会
制作時期 江戸時代