いばらきの文化財

国選択 記録作成等の措置を講ずべき無形・民俗文化財

あんば囃し

あんばばやし

稲敷市

遠い昔から大杉神社は航海、漁労の守護神としてのほか、疱瘡にも利益があるといい伝えられ、疱瘡(天然痘)流行の兆しがあると人々は神社の人面(天狗の面)を借り出して集落や村の内外を鉦、太鼓などをかき鳴らして悪疫退散を祈って廻ったのが、はやしの原型だといわれている。
あんば信仰は太平洋岸や利根川水系を主に伝播しましたが、これに伴ってはやしも流布された。
近世に入っても享和の頃には神社の江戸出開帳に随行し、浅草・深川・吉原などで大評判となり、その筋から立ち退きを命ぜられるというエピソードも残っているほどである。
はやしは、八幡山と磯辺で構成されている。

あんば囃し

指定年月日 昭和53年1月31日
所在地 稲敷市
保護団体 あんば囃子保存会