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いばらきの文化財

国登録 有形文化財 建造物

安達家住宅見世蔵及び主屋ほか2棟

桜川市

新宿通り北側に位置する。桁行5間平入の見世蔵に、主屋が直交する。いずれも2階建・土蔵造で、重厚な外観に江戸末期の当地域の町屋の様相を伝える。
座敷は主屋の西側に接続する。寄棟造・桟瓦葺で、式台玄関を開いている。内部には、9畳・10畳・8畳の3室が並び、8畳には床・床脇・付書院を、10畳には2間半の大床を設ける。
薬医門は、座敷の正門として新宿通りに開く間口2.6mの一間一戸の形式で、東西に袖塀、東方に潜戸を設ける。屋根は正面を本瓦葺、背面を桟瓦葺とし、街路景観の形成に寄与している。

安達家住宅見世蔵及び主屋ほか2棟

登録日 平成29年10月27日
所在地 桜川市真壁町真壁字新宿町424-1
所有者 個人
安達家住宅見世蔵及び主屋
登録番号第08-0300号
構造土蔵造2階建、瓦葺、建築面積135m2
建設年代江戸末期(平成7年改修)
安達家住宅座敷
登録番号第08-0301号
構造木造平屋建、瓦葺、建築面積90m2
建設年代江戸末期(昭和45年頃改修)
安達家住宅薬医門
登録番号第08-0302号
構造木造、瓦葺、間口2.6m、左右袖塀及び東方潜戸付
建設年代江戸末期