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いばらきの文化財

国登録 有形文化財 建造物

山中家住宅長屋門ほか1棟

桜川市

長屋門は敷地に接する北側に街路に平行して建つ。間口13.5mの規模を持つ木造平屋建で、入母屋造、桟瓦葺とし、軒は出桁造で疎垂木を配る。中央部の門口は欅材で豪壮な構えをつくり、左右の部屋の正面は漆喰塗壁で腰を簓子下見板張とし、街路景観を演出している。
敷地の奥に建つ土蔵は、木造2階建、東西棟の切妻造、平入、桟瓦葺で、北面1階には扉口を設けて庇を架ける。2階は東妻面に窓を設ける。大棟の高い棟積、水切を多用した漆喰塗の外壁、垂木型を現した塗籠の軒、庇両側の漆喰壁など、要所に工夫がみられる。

山中家住宅長屋門ほか1棟

登録日 平成15年7月1日
所在地 桜川市真壁町真壁308
所有者 個人
山中家住宅長屋門
登録番号第08-0092号
構造木造平屋建、80m2
建設年代明治初期
山中家住宅土蔵
登録番号第08-0093号
構造土蔵造2階建、78m2
建設年代明治中期