いばらきの文化財

国登録 有形文化財 建造物

島家住宅主屋

城里町

島家住宅主屋は、「かまや」と呼ばれる主屋とは別棟に設けられた炊事専用の小屋を持つ「分棟型民家」の系統に属する建物と考えられている。これは主屋内部に独立した扨又(さす)(棟木を支えるための合掌型の斜材)組(ぐみ)を持つ架構形式を採っていることからも推測される。
また、主屋の内部は、生活の中心である「おもや」と「かまや」から成る大型の曲り家形式で、「かまや」の東南部には内馬屋が設けられている。建立年代については、数年前に土間の柱や梁を撤去して新材と取り替えた際に梁組から「元禄」の年号が入った墨書が確認されたと言われている。その後「おもや」は、柱の仕上げ方などから推測して、幕末期に改造されたと推測される。この他にも、土間の内馬屋の上は中二階であり、曲りの南面屋根が「前かぶと」式の切り落としで建具前に格子を建てるなどの特色をもつ。

島家住宅主屋

登録日 平成14年8月21日
所在地 城里町上古内480番の1
所有者 城里町
島家住宅主屋
登録番号第08-0073号
構造木造平屋、建築面積165m2
建設年代江戸中期 (江戸末期に改造)