いばらきの文化財

県指定 記念物 天然記念物

お葉付イチョウ

おはつきいちょう

大洗町

お葉付イチョウは幹囲(地上1.5m)4.4m、樹高24m、樹齢約400年です。
応永5年(1398)当山を創建した宥祖(ゆうそ)上人は、人々の教化育成と僧たちの修行地として永き安穏発展を祈念しました。
また、海難者の霊をこの樹に招き慰霊、その冥福を祈ったと伝えられています。
イチョウは中国原産で、留学をした僧が持ち込んだといわれることから、寺の境内によく植えられています。
お葉付イチョウの形態は、生長した葉のへりに「胞子のう」という小さな実ができます。
9月上旬には下からそれらがよく見えその着生率が高いです。
11月になると一斉に黄金色の落葉が散り敷き、お葉付がかなり多く見られます。
樹勢極めて旺盛で、地上6m付近から同じぐらいの枝が、分かれ繁茂しています。
下から2mあたりに乳イチョウが垂れ下がっています。

お葉付イチョウ

1株
指定年月日 昭和37年2月26日
所在地 東茨城郡大洗町大貫町802
管理者 西光院