いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

襖絵(紙本)

ふすまえ(しほん)

結城市

江戸時代のすぐれた俳人、画家として知られた蕪村(1716~1783)は、摂津国(大阪市)に生まれ、若いころ江戸に出て、早野巴人(はやのはじん)の門で俳諧を学びましたが、巴人の没した寛保2年(1742)、同門の砂岡雁宕(いさおかがんとう)を頼って結城を訪れ、以後10年間、結城や下館の俳人たちと交遊をもち、修業を続けました。
弘経寺の襖絵は、当初、砂岡家に身を寄せていた蕪村が、砂岡家の菩提所で住職と深い関係のあった弘経寺に移り住んで描いたものであり、蕪村のもっとも初期の画に属する貴重な作品です。

  • 与謝蕪村作
  • 墨画(墨梅図・楼閣山水図・山水図)

襖絵(紙本)

10幅
寸法 各縦137.5cm、横71.5cm
指定年月日 昭和32年1月25日
所在地 結城市結城1591
管理者 弘経寺
制作時期 江戸時代中期