いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

月山和尚頂相

がっさんおしょうちんぞう

常陸太田市

月山周枢は佐竹貞義の子で、師である夢窓国師を開山(かいさん)に招いて正宗寺を開山し、自らが2世になりました。
本図は縦100.0cm、横53.0cmの絹本著色で、顔は細かく描かれ、口に朱を入れる以外は内色で、陰影がわずかに施されています。
着衣は法衣(ほうえ)に袈裟を掛け、緊密な描線を使いながらざっくりとした表現をとっています。
図の上部には、応永12年(1405)、建長寺第66世の東暉僧海の賛があります。

月山和尚頂相

1幅
寸法 縦100.0cm、横53.0cm
指定年月日 昭和32年6月26日
所在地 常陸太田市増井町1514
管理者 正宗寺
制作時期 室町時代