いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

太嶽大和尚頂相

たいがくだいおしょうちんそう

潮来市

太獄和尚は長勝寺再興の名僧といわれています。岩代国(現福島県)二本松の松岡寺住職であった頃、徳川光圀の「吾領内板久村に一つの無住寺あり再興して大寺となさんと欲す。請う此に赴いて化益(けやく)を施せ」という招請により、元禄4年(1691)諸堂再興にとりかかり、元禄7年(1694)正月全て旧観に復し、現在の堂塔伽藍を見るに至ったものです。この頂相は在世中の名筆になるもので、その自賛は和尚の面目を察知するに余りあるものです。

  • 絹本
  • 作者不明
  • 元禄時代の作

太嶽大和尚頂相

1幅
寸法 縦約107cm、横約47cm
指定年月日 昭和33年3月12日
所在地 潮来市潮来428
管理者 長勝寺
制作時期 元禄時代