いばらきの文化財

県指定 記念物 天然記念物

曙のグミ

あけぼののぐみ

阿見町

曙のグミは、曙町住宅街の南よりの所にあります。
ここはかつて室崎神社の馬場先で、道祖神も祀られています。
グミは焼くと人の焦げるような悪臭があることから、村内に邪霊・悪鬼の侵入を防ぐ意図で植えられたものと考えらます。
宅地造成時、この樹を伐採しようとして怪我人がでました。
それを仏の祟りと受け止めて作業を中止したといわれています。
ナツグミは関東・静岡県に分布する落葉低木で、もともと大きくなる種ではありません。
しかし、樹高約7m、地上1mの幹囲2mはまさに驚異的で、誰一人として驚嘆の声を上げぬ者はいません。
春に花が咲いて、初夏に赤く熟すのでナツグミの名がつきました。
果柄は2~5cmと長く、果実は大きく食べられます。

曙のグミ

1株
指定年月日 昭和52年7月18日
所在地 稲敷郡阿見町曙151-106
管理者 阿見町